先日の8月14日〜16日まで夏のコミックマーケットが開催され、
まー例年にならって大盛況だったようでございますが、
Twitterなんかにも皆様の戦利品が続々とアップされ、
例の如く本来キリギリスであるにも関わらず、
アリのように働いていた私は、
「いいなぁ〜いいなぁ〜」と呪詛の如くつぶやきながら
新作シールを眺めていた訳ですが、
今年最も「あのシールは何?」と、
先ずはそこからシルコレさんたちの注目を受けていたのは
『ドルキスの秘宝』ではなかったかと思うのです。
コミケの開催以前から、
ちらほらとそのつぶやきを目にして、
「これ何かの雑誌で展開されてる新しいシールシリーズなのかなぁ?」
なんて、当初は本気で勘違いしていたぐらい、
クオリティが高く、また独創性があるそのイラスト・デザインは、
当然私の心をガッチリ捉え、
「ほちい」気持ちが徐々に高まっておりました。
しかし折からの多忙と、
暑い中人にものを頼むのは悪いな、
という遠慮から、
「いつかご縁があったら……」
と思っていたのですが、
優しいシルコレさんから譲っていただく事ができ(ありがとうございます!)、
今回首尾よくその総てをゲットいたしましたので、
今日はその事の顛末をお伝えいたします。
これを紹介しない訳にはいかないよ、マジで!
それでは先ずはさっそく、
公式パーフェクトガイドブック的な部分から観て参りましょう。
ハイ是ドン!!
今回販売されたのはこの
『ドルキスの秘宝 公式パーフェクトガイドブック』と、
シール10種類だったのですが、
まぁこの本が凄いんですよ。
作り込みが尋常じゃない。
全ページに渡り『ドルキスの秘宝』について、
まさにパーフェクトガイドブック的な感じで、
世界観、キャラクター、モンスター、アイテム、物語に至って
その総てが完全網羅されている。
こういう本って普通、
展開前ではなく、展開後のまとめとして出るのが普通だと思うのだけど、
いきなり決定版が出てきた感じ。
だからこそ受け手は驚く訳で。
「えぇーっ! こんな世界が知らない間に存在して、完結してるの!?」
ってなっちゃう。
とにかく情報量が多く、
無論それを構成する手腕にも優れ良くまとめられていて、
物語・内容もスッと張り込んでくる。
これは……凄いのがきちゃった!!
それではこの辺で、
肝心のシールの方も観て参りましょう。
それがこれだーーーーーっ!!
ハイ是ドン!!
今回発売されたのは全10種。
後述しますが第0弾のベスト版という位置付けなのだそう。
作者サリキョウさんが愛する主人公・トリアのシール。
トリケラトプスの擬人化は初めて見ます。
裏面もしっかり作り込まれている。
全体がRPG風の世界を踏襲されていて、
キャラクターも徐々にパワーアップしていくという設定。
トリアも弾を重ねるごとに……
パワーアップしていく。
創世神ドルキスが創った世界で、
トリアは戦いを続け、
そして最終的に、壮大な運命に巻き込まれていく。
本を総て読んだ僕は、
これは作者サリキョウさんのトリアへの愛情が詰まった世界なんだな、
と感じました。
ドルキスってラテン語で「最も甘い」という意味なんですが、
なんかそれもうなづける。
モンスターが氾濫する、怖い世界ではあるけれど、
創世神にとってはとても甘美な世界なのではないかなと。
(それがもしかすると『ドルキシズム』という事なのかも知れません)
『創世神ドルキス』
さて、せっかくなので、
シールと本入手後、今後の展開も含め聞いてみたくなったので、
さっそくサリキョウさんにコンタクトをとり、
少しお話を聞かせていただく事ができました。
以下、
『ちょっとだけキョウキが訊く』をお楽しみください!
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<訊かれる人>
サリキョウ
⇒ Sarikyou's Illustration
⇒ サリキョウさん公式Twitter
⇒ PIXIV
<訊く人>
キョウキ・カンバーバッチ
ちょっとだけキョウキが訊く【ドルキスの秘宝】サリキョウさんインタビュー!
キョウキ(以下、キ)「今日はよろしくお願いいたします。いきなりですが、『ドルキスの秘宝』シールは今後も展開されていくのでしょうか?」
サリキョウ(以下、サ)「こちらこそよろしくお願いします。『ドルキスの秘宝』の物語自体はこれで終わりですが、『ドルキスの秘宝』シールシリーズはこれからも各イベントごとに、シール化されていないものを販売し、最終的には全60種をシール化させたいと思っております」
キ「『公式パーフェクトガイドブック』に掲載されていたキャラ総てのシール化ですね!」
サ「はいそうです。今回コミックマーケット88にて販売したものは全弾を通してのベストコレクション版なので『第0弾』という位置になっております」
キ「うぉー! そうだったんですね! 第0弾は全6章の物語からの選抜形式という事でしたが、第1弾からは構成が変わるという事になるのでしょうか?」
サ「第2弾以降はそれぞれの章に沿ってシール化していきます。なので多少それぞれの章によって種類が多い、少ないという事はあるかと思います」
キ「あー、第0弾に既に収録されてるキャラは抜ける訳ですもんね。でも多分、0弾のキャラも入ってた方が、皆さん喜ぶかも知れませんよ?ww それにしても、どのキャラクタも魅力的ですね。僕は一番『冥府の少女』が好きなんです」
(※第0弾では未シール化)
キ「指が朽ち落ちているのがとてもラブリーだと思いません? それから、ケタラヌイも禍々しくて素敵です。どこか卑猥なフォルムな雰囲気もありますよね」
キ「サリキョウさんは一番どのキャラがお好きですか? やはりトリアちゃんでしょうか?」
サ「ありがとうございます。私としても『冥府の少女』はかなりお気に入りです。個人的に最も気に入っているキャラクターは『DO5-BS1白銀の龍王』です」
『白銀の龍王』
サ「シールという枠内でどうしても地に足が付きがちな構図をうまく飛翔している構図に落とし込めたのでとても感慨があります」
キ「分かります! 48mmはあれ、リングですからね。文字通り格闘しなければいけませんから(笑」
サ「それになんていってもメスのドラゴンなので……!」
キ「は、はぁ」
サ「そしてトリアちゃんはもうお気に入りとかの範疇ではないですね。生涯の伴侶です!」
キ「言い切った!www 愛情は本物ですね。自分が生み出したキャラクタは皆愛おしいものですが、サリキョウさんには本当にそれを感じますよ。じゃあもう長い付き合いなのではないでしょうか? 本とシール、構成と実際の制作にどのぐらい期間がかかったんですか?」
サ「今回のドルキスの秘宝以前数年前に始めた『ドルキスの秘宝カードゲーム』というものが前身となっているのですが、それをしっかりまとめた本を作ろうと思い始めたのが去年の11月頃になります」
キ「『ドルキスの秘宝カードゲーム』! うわっ、そういうのがあったんですね! すいませんここの読者の方々は皆さん見たがると思いますので、良かったら画像お貸しいただけないでしょうか?」
サ「いいですよ〜」
キ「うぉっ、これが! ハイ是ドン!!」


キ「貴重な物をありがとうございます!! トリアちゃんが少し若い感じがしますね。すいません話の腰を折ってしまいました。それで……」
サ「それでそれ以降は地道に淡々と6月の終わりまでキャラクターのイラストを描き続けて、全て描き終わった後、本の編集作業を7月中に完成させました。シールに関してはイラスト作成の際シール化を前提として作っていたのでデータ自体は3日で出来ました。なので全体を通してだと8か月以上はかかっているのではないでしょうか」
キ「力作ですよね! ほんと、突然世界が切り開かれたような衝撃でしたもの。それでは最後に、今後の販売情報、お知らせ等ありましたらお聞かせください!」
サ「今後の予定は、もうしばらくしたらアリスブックス様にて委託申請中の『ドルキスの秘宝パーフェクトガイドブック』と『第0弾シール全種セット』の通販が開始されると思われます。会場での販売価格よりも割高になっていますがその辺はご了承いただけたらと思います」
キ「会場で買えなかった方も、これで入手できるわけですね!」
サ「はい。そして現在COMITIA114に向けて鋭意制作中のプロジェクト『俺たちの恐竜図鑑』という本も販売予定です」
キ「皆で作る、というのがコンセプトの恐竜図鑑なんですよね。サリキョウさんのTwitterに詳しく掲載されてますので、皆さん確認してみてくださいね! そちらも大いに期待しております! 本日はどうもありがとうございました!」
サ「こちらこそ、ありがとうございました」
(TwitterのDMでのやり取りを会話形式に変更して再構成してお送りいたしました)
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いやぁ、皆さんいあがでしたか?
少しでもドルキシズムを感じていただけたでしょうか?
まだまだこんな風に、
突然ガツンと新たなシールが生まれてくる、
そんな事があるんですね。
サリキョウさんの創造するシール、今後の展開にも大注目ですよ!
そんな訳で、
こちらからは以上です。
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