昨日3月23日は、
『
ビックリマンシール 悪魔VS天使編 ストーリー完全大聖典』の発売日でした。
私もさっそくゲットして参りましたので、
今日はその事の顛末をお伝えいたします。

先ず、今回ざっと目を通して感じた事から。
『
ビックリマン 悪魔VS天使編』は、発売してもう30年経過している訳です。
ここにきて、ロッテさんはニュースタンダードを作ろう、
仕切り直しをしよう、と考えているのではないかと
本書を読んで感じました。
タイミング的にも、
次に発売される『
スーパーゼウス外伝』の1週間前ですし、
偶然ではないと思うのです。
そう考えると、
本書の切り口にも合点がいきます。
単純にストーリーを追うのではなく、
キャラクターを推してきているのは、
今後『スーパーゼウス外伝』に続く『外伝』が控えているからではないでしょうか?
おそらく次の『外伝』は、
表紙にある『ヘッドロココ&若神子』『ヘラクライスト』『サタンマリア』
『ブラックゼウス』『魔肖ネロ』のどれかから来るような気がします。
(予想を裏切って『ゴーストアリババ外伝』だったら嬉しいww)今までの事はこれで総括して、
今後は新しい事やっていくよ、
という意思表示のような本なんです。
それを、取り残されたと感じるか、
これからが楽しみ!
と、とらえるかで、だいぶ本書の印象は異なるのではないでしょうか。
『
ビックリマン伝説8』の伝統ビックリマンの裏面にも、
世界進出というワードが出てきます。
『スターウォーズ×ビックリマン』もそうですが、
ロッテとしてはこのキャラクターを日本だけに止まらない全世界のキャラクターにしたいのでしょう。
僕個人的には、宗教観から難しいところもあるとは思いますが、
十分通用するものと考えているので、そういった展開は良いと思います。
(インドネシアの展開は、調べていくとインドネシア版ビックリマン発売当時、インドネシアは空前の日本ブームだったようで、世界進出を念頭に置いた上で試すには丁度良い土壌だったのかも。途中より分かりやすいおまじゃりんこにシフトしましたが……)要するに、
昔の小難しい事はこのぐらいにして、
『外伝』楽しんでよ!
『コラボ』もやっていくよ!!
そして夢は世界進出だーーーっ!!!
という、何とも景気の良い『
超展開』のスタートみたいに、
この本を位置づけているようです。
もうほんと、この辺は受け方次第なのかな、と思います。
さてそういう分析はさておき、
胸躍る内容もたくさん書いてありました。
グリーンハウスの米澤先生、兵藤先生のインタビューは、
あらためて、お二人の人柄も含めて、
本当に、読むと最高の気持ちにさせてくれる、
この方々のファンで良かった!
と思わせてくれる、素敵な内容ですし、
反後博士のインタビューも、
自分は特に反後博士を通して『ビックリマン』の世界観を解明したいと考えるタイプで、
必ず創作物には作者の人生が反映される、というスタンスで接しているので、
とにかく興味深かったです。
『旧ビックリマン』は、地球創世の物語、
そして『ひかり伝』以降の物語は、神と宇宙創成の物語。
反後博士が今見ている物を、
正確にとらえる事が、ビックリマン世界解明の糸口であると信じて、
より深く博士の言葉の一つ一つを、
読みこんでいきたいと思っています。
ストーリーの教科書と言うよりは、
今後の展開をインプリンティングさせるような部分の多い本書ですが、
大局観をもってしてみれば、
それはそれで意味のある1冊ではないかと存じますので、
ご興味のある方は是非どうぞ。
そんな訳で、
こちらからは以上です。
posted by きょうきりん at 10:35|
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珍コレクター京(ビックリマン他)
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