どうも皆様こんにちは。
窓辺のマーガレット、キョウキ・カンバーバッチです。
制作中はあまりに忙しかった為、
『さん家祭り』が終わり、目処が付いたら
自作『ステッカー帝国の復讐シール』について、
広く多くの方に知っていただこうと、
解説めいたものを知るそう、とずっと思っておりましたが、
『さん家祭り』の膨大な思い出や、
日々発売されるシール情報に忙殺され、
なかなか書く時間が取れず、
そうこうしているうちに通販が始まり、
結局、あまりその在庫もなくなって来たというタイミングで、
本連載を始める事になってしまいました。
『ステッカー帝国の復讐』の解説書のような物を書く時、
果たしてどんなタイトルにするべきか、というのは難しい問題でした。
当初はマヤの創世神話である『ポルル・ブフ』をもじった何かにしよう、
と考えていましたが、ちょっと大げさだな、
と思い直し、もう少し気軽に読んでいただけるように、
マヤの書物の中でも、『ノストラダムスの大予言』のような扱いを受けている
『チラム・バラムの書』から、細かい事を隠さず書いていく、という意味で、
『チラチラ・バラスの書』という語感の着想がありましたので、
そのようにさせていただいた所存であります。
『ステッカー帝国の復讐』について思う事、
制作の裏話、今後の展開、
キャラクターたちの動きや、歴史のうねり……
そういったところを微に入り細に入りご紹介できればなと思っております。
先ず、『ステッカー帝国の復讐』というタイトルですが、
元々マヤ・アステカ・インカ文明をモチーフにしたシリーズにしたい、
と思っておりましたので、
『アステカ』と『ステッカー』がアナグラムの関係である、
事を発見した時に、『ステッカー帝国』という言葉が浮かんできました。
当初はアナグラムに囚われ、
『ステアカ帝国』『ステカア帝国』等と発表した事もありますが、
最終的にそのまんまステッカーで行く事に。
『ステアカ』だと、捨てアカウントみたいだし、
『ステカア』の語呂の悪さは、どうにも耐えがたかったのです。
では、『の復讐』はどこからきたのか?
というお話になりますが、
直接的なタイトルの元ネタは『ファンタジアムの逆襲PART2』です。
『●●の○○』というタイトルは昔から多くて、
親しみやすさもあったし、
何より大好きな『帝国の逆襲』みたいにスター・ウォーズも想起させる。
壮大な叙事詩のようなストーリーにしたい、
というのは一つ思うところでした。
では何故『復讐』になったのか?
というお話ですが、
これはストーリーや、扱う歴史が関係しています。
マヤやアステカの文化は『自己犠牲』と『生贄』の文化なんです。
王は自分の身体を傷つける事で、国の発展を願いました。
苦痛を味わって死ねば死ぬほど良い、
という現代では考えられない感性の持ち主だった
マヤやアステカの人々。
(近未来でありながらも、文化が衰退した『マッドマックス4』にも同じような感性の人たちが出てきたのは、実に興味深かったです)
彼らのそうした肉体的・精神的な苦痛を、
『ステ復』の世界に置き換えました。
それぞれの『復讐』を成就させる為、自らの身体に苦痛を与える『自己犠牲』と、
性格を欠落させる『生贄』によって改造人間『使徒(アパスル)』になる、
という設定はこうして誕生したのです。
もう一つ『復讐』には、大きな大きな意味、仕掛けがあるのですが、
それは最終弾で明かされる予定です。
いつになるか分かりませんし、小説で発表とか言う形式になるかも知れませんが……(笑
でも、できるだけ頑張って続きを出していきたいと思っていますよ。
このようにして、
『ステッカー帝国の復讐』というタイトルが完成し、
内容が少しずつ決まって来ました。
メソ魔メリアと呼ばれる大陸に、
30年前突如として左右を分けて
『ステッカー帝国』、そして『シール皇国』の二つが、
天を割いて現れます。
突如現れた二つの巨大な国により、
独特な生態系を保っていた生物と、原住民たちは困惑し、
駆逐され、幾つもの生物が絶滅の道を辿りました。
やがて二つの大陸は争うようになり、
ある時から『使徒』と呼ばれる絶大な力を持つ改造人間を双方使うようになり、
戦いは激化。
拳の一振りで山を破壊できるほどの力を持った使徒たちは
市民たちにとって、畏怖の対象でしかありません。
泥沼化した争いから30年。
最近では戦争は、丁度大陸を2分する中央を通る激戦区、
通称チャクラロードでしか行われていませんでしたが、
強力な使徒、『魔狂キリン児』が皇国の『魔教皇エゴイス豚』に奇襲をかけます。
その両者の力が激突して巻き起こった爆発の日、
記憶喪失の少年、人間部シュウが、南の辺境の街で見つかります。
彼を祝福する三博士。
そこから、旅は始まります。
この辺のストーリー展開については少しずつ、順を追って書いていこうと思います。
まだ『ステッカー帝国の復讐』は始まったばかり。
お伝えしていない事が山ほどあります。
1枚1枚のシールを片手に、この連載を眺める事で、『ステ復』世界を楽しむ助けになればと思っています。
そんな訳で、
こちらからは以上です。
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