2011年12月04日

松本人志のコント MHK 第2号、感想。

以前書いた感想が、リンクを通して多くの方に読んでもらえたようで、良くも悪くも注目されていたんだなぁ、とあらためて思い知りました、の『MHK』第2回目の感想でございます。

あくまでも私的な感想なので、批評とかそういう小ムツカシイ感じのやつではないですので、念の為。

さて、感想に入る前に、前回ブログに書いた事の訂正をさせてください。

前回『松本人志のコント MHK 第1号、感想。』
http://kyoukinosata.seesaa.net/article/233858377.html

こちらに、ビジュアルバムの『いきなりダイヤモンド』をパクって作ったのが品川の映画じゃね? と言う事を書いてますが……ああ、ごめん! そんなの書いてなかった! それじゃなかった。

やり直しますね。

こちらに、ビジュアルバムの『いきなりダイヤモンド』で浜ちゃんが出なかったのは、当時仲が悪かったから? と書いておりますが、実際には浜田さんのドラマの撮影と重なったから、というのが本当のところらしいです。

僕としても長年の謎だった部分でもあり、このエピソードを教えていただいて、胸のつかえが取れたような気分です。知らせていただいた方、どうもありがとうございました。

憶測でモノを書いちゃいけませんね(でも当時、結構不穏な空気だったような気も、ちょっとしていたのは事実です)。


さてさて。

そんな訳で、昨夜の『MHK』なんですが、非常に感想の難しい2回目でした。

個人的には、凄く面白かった。どれも好きなネタだし、THE松本人志のコント! という感じ。

しかし、彼の場合、ファンの多くにとって、それじゃダメ、っていう部分があるのも間違いなくあるんですよね。

「もっともっと、こちらの予想を超えるコントが観たい!」

っていうのが、本音として出てきちゃう。


1本目『ヒーロー戦隊』はモチーフとして松ちゃんが昔から使い続けてきたヒーロー物(『ゴレンジャイ』『ゲッタマン』等)だし、『ハンドバルーン』はどうしても『ごっつ』の『インストラクター』シリーズを連想させる。最後の『シール』もいかにも松ちゃんが考えそうなネタで、『ごっつ』の剣道の試合の決まり手が段々普通のものから飛躍して、ついにはオーストラリア人を差して「豪!」と言っちゃうアレに近い(イボとかホクロに固執するのも昔からずっと)。

これは多分、評価の分かれ目になっちゃうと思うんですね。

特にこれまで松本さんのコントを観続けてきた人であればあるほど、斬新さを感じにくくなってしまっているような気がします(ごっつメンバーが再集合していたのも拍車をかけてます)。

ただそこは、もしかして「わざと?」と思えなくもないんです。

その「わざとか?」って思わせちゃうところが松ちゃんの凄いところでもあるんですけどね。

太宰治を評して筒井康隆先生が、太宰の凄いところは読者に「これは自分のことを言ってるのではないか?」と思わせることにある、と仰られていた事があって、それって、つまりは優れたクリエイターは多くのコアなファンに「アイツの事を理解できるのは俺だけだ」って思わせる天才でもあるって事であって、松ちゃんの笑いもそういう傾向のあるものなんですよね。

だから観想書くときに、その術中にはまらないように書かないといけないのが、なかなか大変だったりもするんですが(笑


なので第2号は、原点回帰的と言って喜ぶ人と、斬新さに欠けると残念に思う人に分かれるのではないか? と言うのが僕の感じたことなんです。

不味い説明なので、伝わってるかちょっと不安ですがvv


僕個人としては、前に観たやつっぽさは感じつつも、それを踏まえて楽しめました。


『特撮ヒーロー』はテンポの笑い。癖になりそうな感じで好きなんですが、多くの人はこれをどう感じただろう、と僕が気になっちゃいました。若干トラウマになりそうな程、狂気を感じたのは僕だけでしょうか? 僕のように特撮ヒーローが好きな人は判ると思うのですが、彼らって、すんごくルーチンワークなんですよね。30分の中に事件があって、敵を倒して、の繰り返し。何年も何年も観てると、違う戦隊でもお決まりの似たような話が出てきたりして、彼らは一体何なのだろう? っていう奇妙な感覚におちいる事が実は結構あるんですよね。その辺を突いてる様な気もします。


『ハンドバルーン』は前述しましたが、『ごっつ』の『インストラクター』の変形です。ほぼ正当な後継と書いてもいいんじゃないでしょうか。


『シール』は、どうしてもその形状を現した名前の入ったシールを貼らないと気のすまない病的な男の姿を描いたコント。「なんでそんなシール持ってるの?」「最後自分につけるなら、最初から自分はシールまみれでは?」などなど、ツッコミポイントは多いのだけど、これを怖いと感じる人もいるかも知れないですねvv


さて、今回気になったのは第1回になかった、笑い声が足されていた事です(厳密に言うと、第1回目もちょっとはあったかな?)。

僕はこれ、「あ。判りやすくする為の配慮だな」って思って気にならなかったのだけど、多分おそらく気になる人は気になるんだろうなって、ちょっと思ってます。

『ビジュアルバム』のラストのコントに笑い声がついていたように、コントとしての様式美っていうものについて、松本さんは既に一定の理解を持ってるのではないか、と僕は考えているので、笑い声があろうがなかろうが、気にならないし、人が笑ってるからという理由では笑わないと思うんです。誘い笑い、というのは「ここで笑ってしまっていいのかな?」という視聴者のためにあるものであって、笑いどころのわかっている人を邪魔するものでは決してないんですね。

おそらく「笑い声足されてうざい」って感じた人は、自力で笑えるツッコミ力の高い人だと思うんです。でも、世の中そういう視聴者ばかりじゃない。今回は、視聴率的に惨敗してしまった第1回目の反省から足されたのではないかと僕は考えるんですけど、そういう事ってあってもいいと思うんですよ。

勿論、五味さんの考えたような、視聴者を意識しすぎた過剰なテロップや、CM後少し戻して放送される演出は、日本国民のツッコミ力を著しく低下させてしまったひとつの要因になってるのかも知れませんが、テレビってそういう薄さもある程度必要なんだろうし、松ちゃんのお笑いを高尚なもの、にしてしまってはいけないと思うんですよ。

松本さんの罪みたいな部分なんですけど、やや語りすぎるきらいがあって、それを受けた視聴者が彼の笑いを一時期、構えて観るようになってしまった(現在まで実は続いてるのかな、それは)。僕はそれを、観る側にとっても、松本さんにとっても不幸な事なんじゃないかと感じています。

笑い声が足される事で、楽しめる人が多くなるなら、それでいいじゃないですか。


さて、第1回、第2回と来て、この流れ。
よく考えれば2回目は気負わないで、肩の力が抜けてきたとも思える作りでした。

そうなってくると、そろそろ斬新過ぎるぐらいのやつを観たくなるのも心情ですよね。

視聴率も気にしないでいいなら、やりすぎてるぐらいのやつを観たいなぁ、何てちょっと思うのですが、果てさて、皆様はいかがだったでしょうか?


第3「豪!」が楽しみでございます。


posted by きょうきりん at 16:09| Comment(0) | 京希の沙汰日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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