2012年01月20日

映画博覧京希2011アワード、トップ10発表!(前編)

年末まったくネットラジオを配信する時間がなかったので、
ブログで発表したいと思います。

昨年、2011年に初視聴した映画ベスト10!!

ノミネート作品は、こちら。

http://kyoukinosata.seesaa.net/article/242905418.html


それではさっそくイってみましょう!

(以下、ネタバレ含みますので、ご注意を!)


先ずは、第10位!!!

『スウィート・ノベンバー』

キアヌ・リーブスとシャーリーズ・セロンW主演の切ない恋愛映画。
リメイク前の『今宵かぎりの恋』は未見なので、ストーリーは知りませんでした。
日々の生活に疲れてるようなエリートサラリーマンが、ひょんな事から知り合った女性に「11月の1ヶ月だけ恋人になってあげる」って言われて、最初は拒絶してるんだけど、どんどん魅力に惹かれていく。だけど実は彼女には秘密があって……。というのが大まかなストーリー。
もうね、僕も日々疲れきってるから、こういう映画見るとビンビン切なくなっちゃう。
堅物だったキアヌが例の妙な首周りの動きで、おどけながらプレゼントを渡すシーンは、思わず真似したくなる。
ラストシーンのキアヌの背中が泣かせる。
僕もこういう映画をトップ10に入れる事ができるぐらい、大人になってきたのかなぁ、と言えるような、珍しく女性にも勧められる映画でした。


続きまして、第9位!!

『運命のボタン』

キャメロン・ディアス主演。
前に借りてきたDVDの中に、この映画の予告編が出ていて、それを見る限りでは「ボタンを押すと大金が手に入る代わりに、誰かが死ぬ。さぁ、主人公はボタンを押すのか? 押さないのか?」という映画に思えたのだが、実際には開始早々すぐ押しちゃう。え? って肩透かしを食らっている間に、話がどんどん奇妙な方向に転がっていく。
「あれ? おかしいな」と思い、思わず静止ボタンを押してwikiで調べて納得。何と監督は『ドニー・ダーコ』のリチャード・ケリー。『ドニー・ダーコ』と言えば、タイムパラドックス的SF要素と、説明不足の作風がリピーターを呼び、スマッシュヒットになったカルト作品。
そこからは食い入るように見た。こういう映画は見方がある。意味不明だと拒絶しないで、起こる出来事をあるがままに受け入れ、謎を脳内に吸い込むようにして、もやもやするのだ。それを楽しめるか楽しめないかで、この作品への評価は賛否両論となるでしょう。
古めかしいトンデモ展開すらも、僕は楽しめた。


速射砲用意! 第8位!!

『エンジェルウォーズ』!

『ドーン・オブ・ザ・デッド(リメイク)』や『ウォッチメン』等、僕の好きな映画ばかり撮る注目の監督ザック・スナイダーが原作なしで自分のやりたいように撮った作品。クエンティン・タランティーノにおける『キル・ビル』だと思ってもらってほぼ間違いない。
彼のおそらく大好きなのであろう、美少女と、アニメやゲームの要素が混在。そこにキリスト教的な考えを組み込み、ヒットを狙ったのだろうが、世間はそう甘くなかった。
先ず第一に、展開がわかりにくい。観ている途中で何回か「それはそれとして」「それは置いておいて」と、今目の前に、急に展開される映像に追いついていかなければならない。見終わってようやく、そういう事だったのか、と思ったけど、多分処理に終われ最後まで「?」で終わる人も多いかと。
一番他の作品で近いのは北野武監督の『TAKESHI's』ではなかろうか。あれはアメリカ人に射殺される前の日本陸軍兵士が見た、一瞬の夢を描いた作品。たけしさんが常日頃から考えてる、自分の人生は誰かが見ている夢なんじゃないのか? っていう妄想を映像化したもの。対して『エンジェルウォーズ』も、ロボトミー手術を受ける直前に彼女が見た、精神病棟に入れられてからの5日間を虚実入り乱れて見た走馬灯のような夢なのだ。
ラスト、主人公ベイビードールがロボトミー手術を受けても幸福そうな顔をできたのは、天使の教えにそって、自分の罪を和らげることが出来たから。妹を守れなかった後悔が、同じく妹を守れなかった病棟内での仲間を救う事で贖罪されるのだ。バッドエンドにも思えるが、彼女には幸福が待っている。本来ならその後、職員にレイプされ続ける運命が待っていたが、その男も逮捕されてしまう。ベイビードールはまさに赤ちゃんのお人形のように、自分の空想の世界の中で、一生心の平穏を保ちながら暮らすのである。
邦題はクズ。


第7位!!!

『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』!!!

これまた『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ホット・ファズ』等、信頼できる作品ばかり生み出すエドガー・ライト監督の新作。
ヘタレに見えて実は州一のファイターであるスコットが、一目惚れした女の子ラモーナの為に、彼女の元彼軍団と戦う事になる、という、漫画ならではの設定を、ヲタク監督であるエドガー・ライトが自分の好きな要素をぶち込んで実写化。そういう意味では、ザック・スナイダーの『エンジェル・ウォーズ』に近いが、こちらはもっとストレートで爽やか、オマケにエンディングにはハッピーな気持ちになれるラストまで待っている。
ハリウッド若手女優さんの中で、ラモーナを演じたメアリー・エリザベス・ウィンステッド(他にも『ダイ・ハード4.0 』マクレーン刑事の娘!や、『デス・プルーフ in グラインドハウス』タラ監督に出演)がかなり好きなのだけど、今作では寧ろそれより、スコットの彼女でもある女子高生を演じたエレン・ウォンが、日本人にも判りやすい顔立ちでついつい目がいってしまう。一途だし、熱狂的にスコットを好いてくれてるし、ラモーナよりも絶対そっちの方がいいって! と、思うのは僕が日本人だからか?
詰め込みすぎな感じは否めないけど、愛は感じた。


次は、第6位!!!

『エクスペンダブルズ』!!!!

ようやくこういう作品を楽しめる時がやって来た。スタローンは本物の男だ。今の彼には、余裕すら感じられる。
作品の内容はこの際どうだっていい。これまでこの作品に登場する男たちが主演してきた多くの映画を見続けてきた人たちには、そんなの関係ないからだ。『大怪獣総進撃』を楽しむようなもので、ストーリーを楽しむより、怪獣がたくさん出てきて嬉しいという、大人チャイルディッシュな楽しみ方を要求してくる筋肉祭り。
『ランボー』と『ロッキー』が! 『トランスポーター』と『アドレナリン』が! 『少林寺』と『ワンス・アパンナ・タイム・イン・チャイナ』が! 『リトルトウキョー殺人課』と『ディテンション』が!(←それ?) 彼らがステロイド投与しながら、ワセリンを塗りたくった筋肉で、銃を乱射してテロリストを壊滅! それだけ十分だ!!!
タイトルが『エクスペンタブルズ(消耗品たち)』ってのも、「お前ら昔は俺たちの映画好きって言ってたのに、最近は見向きもしないんだな?」って皮肉ってるようでよろしい。
ちょい役で出演したブルース・ウィリスも似たコンセプトの『R.E.D.』で主演してて、そっちも面白かったけど、よりお祭り要素の高いこっちが食い込んだ!!
もう年一でやってくれ!!!


そして、第5位!!!

『チョコレート・ソルジャー RAGING PHOENIX』!!!!!!

こんなにタイ人の女性を好きになるとは、思いもよらなかったある日、タイにある意味でトニー・ジャーと同じぐらい価値のある女性武打星がいる、という噂が流れたのは数年前。その正体、ジージャー(本名ジージャー・ヤーニン・ウィサミタナン)の主演した『チョコレート』の映像をyoutubeで観た僕は魂を鷲掴みにされ、すぐさまオークションでタイのDVDを発見、即確保! 池脇千鶴を髣髴とさせるようなかわいいルックスにも関わらず、リアルヒッティングに、本当は特撮なんじゃ? と目を疑いたくなるような危険なアクションを続々繰り広げる彼女に平伏つかまつった。
そんな彼女の主演2作目が本作。『RAGING PHOENIX』だ。相変わらず邦題はクズ。『ジージャー・ヤーニン in レイジング・フェニックス』でいいじゃんか!!!
本作はジージャーが酔拳とカポエイラを組み合わせたようなスタイルで参戦。途中ドラマ的にだれるが、『チョコレート』以来待ち望んだ彼女の姿が拝めて、それだけで大満足。



と、今回は時間がないのでここまで!!

次回の日記で、5位から1位まで、そして、ワースト何かも発表しちゃうよ!!!!



最後に業務連絡!!

今夜23時からustreamで1時間生放送やります!
良かったら、遊びに来てね!

『天才・高橋の京希が出るTV!!』
http://www.ustream.tv/channel/%E5%A4%A9%E6%89%8D-%E9%AB%98%E6%A9%8B%E3%81%AE%E4%BA%AC%E5%B8%8C%E3%81%8C%E5%87%BA%E3%82%8Btv


posted by きょうきりん at 11:59| Comment(0) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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