ここ最近は毎月、月の頭に楽しみができて、
それが一ヶ月の弾みになったりしていたのですが、
終わってしまって本当に残念です。
ラストのまさかの2番まで流れた竹原ピストルさんの
『風船ガム』に合わせて流れる、これまでの映像は
「これさっき見たばかりだぞ!」とツッコミを入れつつも、
結構しんみり見てしまいましたね。
もう終わっちゃったんだなー、って。
狙ったように『最後までつまらなかった』みたいな記事が出たり、
その後の展開は皆さんご存知の通りでしょうけど、
僕は楽しめました。
「昔は凄かったのに」何て言う人もいますが、
その辺は松本さんの成長してる部分と重なってる気もするんですよ。
「過去インタビューでブラックな笑いや過激なものを
見返しても面白く思えなかった」
という趣旨の発言をしているので、
自分が面白くないものをやるはずがなく、
毒のキツさがなくなった分、
その辺をパワーダウンと見てしまう事もあるのかなと思います。
確かに『笑い』にとって、
ブラックさや過激さは大切だし、
僕自身も非常に好きです。
しかし、それを取っ払ったからと言って、
シュールな部分だけが残ったのかと言えばそれも間違いで、
ブラックな笑いに肉薄する狂気は結構含まれてたように思いますし、
笑いの方向性(或いは、フォロー範囲?)が
微妙に過去作品と異なっているんでしょうね。
人や物の形状に、それを表したシールを貼らないと気がすまない男や、
「ヘレン」という言葉だけを叫び続ける男は、
それぞれ、
「こういうやつがいたら面白い」「師匠がこんなだったら面白い」という所から着想して、
着地点がその人物の狂気を表現してしまっている部分まで到達しているのは、
やっぱりさすがだなぁ、って思っちゃいます。
あれ、結構今の民放でキツそうな気がしません?
なので、人それぞれ、
感じ方は多様で、
僕はそれで良かったと思います。
切り口に多少の変化はあれど、
松本人志は現在進行形で松本人志であり続けている事は証明された
それだけで十分です。
「ごっつ」とか「ビジュアルバム」みたいなコントが見たいな〜、
と思っても、それを見せてくれるのは現状この人しかいない訳で、
その美化が古参ファンの方々の要求の高さに繋がってるのでしょうけど、
今の松本人志の、現時点でのベストパフォーマンスでした。
しかし今回の件で、
もう2度とテレビのコントはないかも?
何て思ってしまいますね。
映画もいいんですけど、
映画好きとして、映画は映画として見てしまうので、
コントのように純粋な気持ちで見れなかったり
痛し痒しだったりもするので。
だから何か、
そういうのも含めて終了は哀しい気持ちになりましたね。
今度パイロット版から最終号まで、
全部を通して見てみようかな。
そしたらまた、何か発見があるかも。
こんな事してると、
回顧厨って言われちゃうかな。
願わくば新たな才能の出現と、
松本人志のコント新作を願うばかりであります。
■ ■ ■
第4号感想
http://kyoukinosata.seesaa.net/article/250749744.html
第3号感想
http://kyoukinosata.seesaa.net/article/245002327.html
第2号感想
http://kyoukinosata.seesaa.net/article/238632306.html
第1号感想
http://kyoukinosata.seesaa.net/article/233858377.html
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