2014年12月04日

11月に観た映画のレビュー! の巻。


11月も忙しかったように思うけど、
何か割と映画を観れました。

11月分の映画感想文です。

例によってネタバレしておりますので、
以下読む時はご注意を!

それでは、いってみよ!!


バイオハザードV リトリビューション

あまりにゲーム版『バイオハザード』からかけ離れてしまった為か、何とか元に戻そうと頑張ってる感じが凄い映画版『バイオハザード』の新作。
『アフターライフ』で荒廃した『マッドマックス』的世界にしてしまったので、第1作で出てきた地下施設の中にホログラムっぽい技術で昔の街を再構築してたりと、狂ったコンピュータが統治してるみたいな、考えれば考えるほど異常な世界に仕上がってます。
テレビで視聴したのですが、冒頭監督が『6』は『1』と繋がるよ、みたいな発言をしていたので、もしやミラの超能力で世界が元に戻っちゃうエンドなのでは? と推測。
回を追うごとにミラが強くなっていくので、俺の嫁コントロールできないぃ! という監督の悲鳴を拝見しているようで、苦心の末何とか前作で人間に戻したけど、やっぱりコントロールできなかったのか今作であっさり元通りに。どうも監督、尻に敷かれている模様。そういう視点で見ると、わがままな奥さんを何とかして自分の物にしようと世界の意思が働いている映画に見えてくるから不思議なものです。


武士道シックスティーン

原作知らず。映画から。剣道に人生を捧げてきた少女が、ひょんな事から剣道を始めた今時の女子高生に負けちゃって、人生の価値観が揺らいじゃったりする、そんな剣道青春映画。
良くも悪くも真面目。原作のテイストを残したかったのか分からないけれど、そこが良く作用している部分と、やや面白みに欠ける印象を与えるところが存在している。個人的にはもうちょっとはっちゃけちゃっても良かったかな、って思うけど、多分その辺は好き好き。
アイドル映画としての側面も併せ持つので、主演二人がお好きなら耐えられるかと。


リディック:ギャラクシー・バトル

世の中にこの映画を待ってる人がどれだけいるかは不明だけど、少なくとも僕は待ちに待った『リディック』の新作。
獰猛な犬と、水の中で活発に活動する巨大サソリぐらいしか生物がいない辺鄙すぎる惑星に取り残されたリディックが、自分の賞金首を狙ってやって来た人たちを利用してその惑星からの脱出を企てる、というのが今回の主な内容。
2部構成のようになっていて、前半は未知の惑星で孤独に奮闘するリディックと犬との触れ合いを描き、後半はトレジャーハンターたちとの攻防戦がメイン。
この監督はほとんど『リディック』ばかり撮っている感じなので、観る側にもある程度の素養が必要とされる。それ即ち「俺の『リディック』サーガ、楽しんでくれてるかい?」という作り手サイドのエゴにも似た部分で、その自分たちが好き勝手に作る事こそがファンサービスと断言しているかのような仕上がりは、好きな人にはたまらないものがある。
万人におススメはしないけど、僕は大好物です。


アメイジング・スパイダーマン2

まだちょっと覆面の下の顔に見慣れない『アメイジング』版の2作目。結構楽しめた。
エレクトロの前歯が再生するシーンだけが何故か妙に印象に残る。スパイディになった後は、原作通り冗談を言い続けるところは、普段抑圧されてるものを開放するという意味合いがあったと思うのだけど、この主人公は意外にリア充なので、何が不満なのか良く分からないところがあったのは、受け手の問題かな。
友人が化け物になり、恋人が死に、それでもライノに立ち向かう姿こそが、今回一番描きたかった部分だったのかも。だからライノの出番がちょっとで全然良いんだけど、それを悟らせるまで観る人を誘導できていないと厳しいかも知れない。


キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

観て、面白かった! と思ったんだけど、今回は別の部分で酷かった。
吹き替え版だ。
最悪だった。
僕はアメコミ映画はアニメと同じ感覚なので、好んで吹替え版で観るのだけど、『キャプテン・アメリカ』単品だと日本でのリリースに問題があると思ったのか、日本の俳優や女優が吹き替えを担当するという、この世で最も邪悪な悪行の一つが展開される。
合ってればそれで良いと、これまでは思っていたけど、サミュエルもヨハンソンもこのマーベルの世界では声が決まっているわけだから、そこを捻じ曲げて声優を変えるのはあまりに酷い。アメリカで最もセクシーな女性の一人と言われるヨハンソン演じるブラック・ウィンドウがまさかの声質に……。米倉涼子はない! 断じてない! これはもうね、誰も得してないよ。ずっと「私失敗しませんから」フェイスが視聴中チラついて、微塵も集中できなかった。竹中直人さんは声優としてもこれまでご活躍されてますが、急に声変わりされちゃうと、サミュエルこの後、笑いながら怒ったりしないよね、爆発に巻き込まれた後「イターイ! モノスゴクイターイ! ヤメテトメテヤメテトメテヤメテトメテ」とか言いださないよね、ってずっと心配になっちゃった。
この映画に関しては、字幕版をおススメいたします。


トカレフ

ハリウッドの船越英一郎、ニコラス・ケイジが相変わらずのオーバーアクトで魅せる『96時間』大失敗バージョン。娘を殺した相手を突き止めようと、過去働いていた悪事に関わった人たちに接触していくも、真相は意外なところで……みたいなお話。意外性はちょっとあったよ。


ブレイブハート

長い長い時間、ずっと目つきの座ったメル・ギブソンが悪政に耐え忍び、遂には爆発して大殺戮を繰り返した後、極刑に処されるまでを描いた文芸作品の皮を被った、メル・ギブソンによる「俺は神の子だ」ムービー。
極刑部分がほとんどSMのノリで、メル・ギブソンの持つ変態性が如何なく発揮されています。ドMギブソンです。普通に拝見すれば、重厚な作品なのでしょうが、どうも自分には、メル・ギブソンの持つ闇のような物が見え隠れしてしまい、集中できませんでした。ある意味必見! 君はどっちだ!


そんな訳で、
こちらからは以上です。

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posted by きょうきりん at 10:49| Comment(0) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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