ちょっと早いんですけど、
2014年12月に観た映画のレビューをお届けしま〜す。
やたらと今月忙しくて、
新しく観れた映画は2本だけでした(しかもどっちもテレビで)。
それではさっそく、いってみよ!
『幸福の黄色いハンカチ』
追悼・高倉健さん。健さんは映画産業が廃れ、その後風靡したTVが斜陽し、ネットが隆盛する今日までという長い間、ずっと映画スターであり続けました。あらゆる意味で日本の、最後の映画スターでした。
『網走番外地』に『ブラック・レイン』。今でもタイトルを聞いただけでワクワクするような、少し人生からぐれてしまった僕のような男に、映画を観たその後の1時間ぐらいは、自分も高倉健になったような、高揚感にも似た気持ちにさせてくれる、数少ない人でした。
晩年の優しい路線『鉄道員』や『あなたへ』等の作品も、僕にはやや大人すぎる作品でしたが、それでも高倉健主演というだけで最後まで観る事が出来たし、その中でも様々な、男の生き様を見せていただきました。
武骨で、無口で、それでも心の中は熱く燃えていて、日本男児のイメージそのままです。
『幸福の黄色いハンカチ』も、当然存在は知っていましたが、感動物を好まない性質から、これまで観るのをこばんでまいりました。でも、始めて観て、「嗚呼、もう少し早く観ておけば良かったな」と感想をもったのです。
今日では「感動の名作!」と銘打たれている本作ですが、ところどころはコメディで、エロネタや下ネタも含まれていて、昔はこれが普通でした。映画は大人が見るものでした。でもそれは昔の話、今や作られる日本映画の大半は大人の男を満足させるものじゃなくなってしまいました。
健さんはそうした現状の中でも、日本男児かくあるべしと、また、映画スターはこういう物だ、とでも言わんばかりに1本筋を通したまま、お亡くなりになりました。これは本当に驚異的な事です。
まだ拝見していない健さんの映画、これからも見続けます。永遠に消える事のないスターなんですから。
『清州会議』
三谷幸喜監督作品。史実をベースにしているだけに、いつものコメディタッチがなりを潜めていて、その為、出演役者の演技合戦を観るだけの映画になってしまっている印象。
そういう意味では面白い。でもちょっとね、それだけなんだよね。そこが残念でした。
さて、明日は今年観た映画から
2014年、年間ベスト10を発表したいと思います!!
お楽しみにぃ!!
そんな訳で、
こちらからは以上です。
---------- ---------- ----------
⇒ 高橋京希のLINEスタンプストア
---------- ---------- ----------
【関連する記事】