2016年01月25日

キョウキが訊く 第6回 『漫画シールコレクション』Moo.念平先生『あまいぞ!男吾シール』、『ウルトラ戦士バトルロイヤルシール』でお馴染み、『赤鮫シール』近藤哲也様インタビュー!


今回の『キョウキが訊く』沙汰VIPゲストは、『赤鮫シール』の近藤哲也さん! 無限の広がりと可能性を見せる『漫画シールコレクション』の魅力、そして驚愕の新シールシリーズ『ウルトラ戦士バトルロイヤルシール』について等、今回も根掘り葉掘り、微に入り細に入り「直接!」訊いちゃいますよ〜。

<訊かれる人>
近藤哲也
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ブラジリアン柔術黒帯。レッドシャーク所属。漫画家をメインとしたインタビュー活動をまとめたブログ「赤鮫が行く!!」管理人。著書に『和歌山あるある』がある。
 ⇒ 近藤哲也さんTwitter
 ⇒ 赤鮫シール公式サイト
 ⇒ 赤鮫シールTwitter

<訊く人>
キョウキ・カンバーバッチ
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オマケシールやカード等「好きなことを好きなだけ」をコンセプトに綴られる『キョウキの沙汰とは思えないblog』管理人。シールスクライバー(探究者)としてシール研究を続ける傍ら近年では『ステッカー帝国の復讐』を発表。オマケカルチャーの楽しいコレクションを普及すべく活動中。youtubeで『キョウキ・カンバーバッチの音沙汰』も配信。異世界からのミラクルなパワーを受信する男。
 ⇒ キョウキ・カンバーバッチTwitter
 ⇒ キョウキ・カンバーバッチインスタグラム

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キョウキ・カンバーバッチ(以下、キ)「皆様どうもこんばんは。窓辺のマーガレット、キョウキ・カンバーバッチです。今回の『キョウキが訊く』は『赤鮫シール』の近藤哲也様にお越しいただきました〜。本日はどうぞよろしくお願い致します!」

近藤哲也(以下、近)「よろしくお願いします!」

キ「さすが武道家、気合が入ってますね! さっそくですが、簡単な自己紹介をお願い致します」

近「レッドシャーク代表の近藤哲也です。ブラジリアン柔術歴は約20年の黒帯で、もともと格闘家のエンセン井上さんの格闘技ジム『PUREBRED京都』の代表を6年間してから静岡で自分の道場『レッドシャーク』をやったりと格闘技の人生を歩んできました」

キ「凄いですね〜。見るのは好きなんですが、全然自分と接点のない世界なので、何かもう凄いとしか言いようがなくて、すいません。え〜っと、年代的には『ビックリマン世代』より少し上という感じでしょうか?」

近「『ビックリシール』や『まじゃりんこシール』をうっすら覚えてますね。あの頃、シールは貼るものだと思ってたので貼りまくってましたね」

キ「本来はそれが正しいんですよ(笑」

近「『ビックリマン(悪魔VS天使)』シールも集めてまして、アイスにも復刻シールがついたりしてて、まだまだ熱かったです。PCエンジンでも『ビックリマン』のゲームが出たりけっこうハマってました。アニメはあまり観てなかったです」

キ「PCエンジンのは『ビックリマンワールド』ですね、『ワンダーボーイ』を移植した。アニメは確かに世代的にはなれている時期かも知れませんね。今現在もシール収集をされますか?」

近「シールも凄い集めてる訳じゃ無いんですが、好きな絵柄やカッコイイのを集めたりします。今は勉強のためにいろいろ買ってみたりしてます」

キ「なるほど〜。他に集めたりしてる物ってあります?」

近「特撮怪獣ソフビなどが好きで集めてます」

キ「格闘家の方って、ウルトラマンや怪獣の造詣に深い方が多いですよね! 強い物への憧れが自身を強化する方へ向かうのかな、って短絡的ですが、ちょっと思ったりもします。それにしても……とても興味深い経歴をお持ちですので、どこからお話を伺えばいいのか迷ってしまいますが、それでは最初にブラジリアン柔術の事から教えてください。そもそもブラジリアン柔術とはどういったものなのか、そして、始められたキッカケをお聞かせください」

近「ブラジリアン柔術は世間で言うところの『グレイシー柔術』です」

キ「創始者の名前で呼ばれてるんですよね」

近「そうですね。私は元々プロレスラーになりたくて上京したんですけど、なれなくて、それでシュートボクシングをはじめ、また極真空手をやってる時に、UFCでグレイシー柔術が有名になって、「おおっ! これやりたい!」と思ったんですけど、その頃住んでた和歌山にブラジリアン柔術をできる道場なんてなくて自分でサークルを作って始めました」

キ「自分で始めたって言うのが凄いですね。て言うか、人生の歩みが戦士じゃないですか!ww 凄いな〜。そうした格闘技をキッカケに漫画家の先生方とお知り合いになられたのでしょうか?」

近「はい。それが大きいと思います。格闘技好きな漫画家先生が多いので、そのあたりに興味を持っていただいて仲良くなるのが多いですね」

キ「やっぱりそうなんですねぇ。人生って縁なんだなぁ〜。にわのまこと先生の『真島、爆ぜる!!』に、お名前を少し変えて『遠藤哲也』としてご出演なさっています。これはそもそも、どういった経緯があったのでしょうか?」

近「にわの先生とはもう10年以上前から仲良くしてもらってまして、ちょうど『真島、爆ぜる!!』のお話の中で主役の真島くんの友達の三浦くんが、ブラジリアン柔術の試合にチャレンジするのにいろいろ漫画に協力をさせてもらってたんですが、それで出演させてもらったんです。あんなに出演してると思わなかったのでビックリしました!」

キ「まさに、もんが〜! ですねww 余談なんですけど僕『THE MOMOTAROH』でモモタロウがサザエさんの恰好して「結婚するまで処女だもの」って言うシーンがあって、それで初めて「処女」って言葉を知ったんですよ(笑)。大人の階段を一歩進めてくれた貴重な漫画なんです。さて、そういった出会いが一つの形となって漫画家さんへのインタビューブログ『赤鮫が行く!!』に結実していったのでしょうか?」

近「漫画に登場させてもらった時に、嬉しくて凄く元気をもらったんですよ、そして、にわの先生はめちゃくちゃ優しい先生なんですが、そこは漫画を読んでいる人にはわからないじゃないですか。だから、先生の人となりを知ってもらえたら、もっと漫画が面白く読めるんじゃないのかなと思って、それを伝える手段としてインタビューサイトを作ればいいんじゃないのかなと思いついたんです」

キ「うわー、それ素敵ですね! お気持ち良く分かります。それにしても、とにかくたくさんの先生方にお話を聞いていますね。浅田弘幸先生、巻来功士先生、のむらしんぼ先生、えびはら武司先生、にわのまこと先生等、20人以上にインタビューされています。僕も自分のブログでインタビューさせていただいているのですが、とても大変な事だと思います。先生方には直接お会いしてお話を伺っているのでしょうか?」

近「はい。ほとんどの先生方には直接お会いしてお話を聞いております。始めの頃はつたない質問とか文章が下手くそなんで恥ずかしいですけど。……まあ、いまだに下手くそですけど」

キ「いえいえそんな事ないですよ〜。今回インタビューさせていただくに当たって拝読させていただきましたが、漫画の方々の存在をより身近に感じる素敵なサイトだと思っています。これは完全に僕の個人的興味の質問になってしまうのですが、インタビューを成功させるコツみたいなものがありましたら教えてください」

近「その人を好きにならないとダメだと思います。好きだから興味があっていろいろ聞きたいことが出てきます。なので作品を読んだことない先生にはインタビューできないです」

キ「あ〜、深いなぁ。作品が好きで、先生に興味が出て、そして先生も人として好きになっていく。良い循環ですよね。少し話が変わりますが、近年『和歌山あるある』というご本も上梓されています。凄いパワフルなバイタリティをお持ちなんだなと思いますが、先ほどもチラリと出てきてしまいましたが(笑)、ご出身が和歌山なのでしょうか?」

近「はい。和歌山県出身です! あんな本を書かさせていただきまして感謝してます。イラストを描いているメソポ田宮文明先生から声をかけていただきまして。ありがたいです」

キ「確かメソポ田宮文明先生もプロレスとか格闘技お好きでしたよね。筋肉が繋ぐ友情! 何か熱いです!! さてここまでお聞かせいただいて、ご自身がとても面白い経歴をお持ちの近藤さんなのですが、そういた方が如何にシールに関わっていくのか。と言う事で、ここからは『赤鮫シール』についてお聞かせください。『赤鮫シール』の名前の由来は、ご所属されているレッドシャークから、という事になるのでしょうか?」

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レッドシャークのロゴマーク。こちらもシール化されている。

近「はい。もともと静岡でブラジリアン柔術の常設道場をしていたのですが、そこの道場の名前が『レッドシャーク』でした。動物の名前を入れると聞いた方もだいたい覚えてくれて、赤い鮫というマークもすぐに覚えていただけるので」

キ「確かに覚えやすい! キョウキ・カンバーバッチとは大違いだ(笑)。最初、Twitterで存在を知って、とにかく驚きました。まず最初にお聞きしたいのは、サイトで販売された『RED SHARK』シールと、樋口大輔先生によるシールです。本当に不意に知ったのですが、無事にどちらも購入する事が出来ました。どちらも、漫画家の各先生方に作っていただいたシールという事で、「うわっ、このシール企画は今後どんなシールを見せてくれるのだろう?」ととてもワクワクしたのを今でも覚えています。こちら2枚のシールについて、経緯など解説していただけますか?」

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樋口大輔先生のシール。

近「樋口大輔先生とは同じ特撮好きということで仲良くしていただいてるんですが、ご自身のトークライブがあった際に入場プレゼントとして作りました」

キ「はい」

近「僕は地方出身で東京にはなかなか行くことは出来なくて、だから、会場限定商品ってなんてずるいじゃないか、って思うんです。なので、ライブに来られてない方のために通販で販売させてもらい、何枚かにサインも入れてもらいました。僕もどれに入れたかわからなくなっちゃったので、誰かには届いてると思います」

キ「残念ながら僕は外れちゃいました(涙)。でも誰かには届いてるんですよね! 当たった方、ラッキーですよ! レッドシャークの方は……?」

近「レッドシャークのシールは1枚作りたくて作ってみました」

キ「シンプルな理由! えでもそういう衝動、大事にしていきたいですよね。今現在2016年からの展開として『漫画シールコレクション』『ウルトラ戦士バトルロイヤルシール』が発表されていますね。先ずは、『漫画シールコレクション』の方から教えてください。第1弾はMoo.念平先生の『あまいぞ!男吾』シールです。もう僕にとっては世代直撃で、子供の頃そんなに強い子供じゃなかった僕にとって、男吾という存在は、変身もしないけれど、紛れもなく子供の頃のヒーローだったのです。反響など大きかったのではないでしょうか?」

近「twitterで凄い反響があったのでビックリしました。ありがたいです。ちょうど3月15日発売の『コロコロアニキ』で連載再開なので凄いタイミング良かったです」

キ「未だに語り草になってる漫画ですから、それも当然ですよ。シールデザイン拝見いたしましたが、とても素晴らしい物でした。Moo.先生の制作中のエピソード等ありましたら是非教えてください」

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『あまいぞ!男吾』シール。

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数量限定で先生のサインが入った物も販売された。

近「イラストを頂く時に、線画を仕上げてきてくださって、その後、最後の色塗りは目の前で仕上げていただけるんです。少しづつ完成していくのを目の前で見れて嬉しかったですね。それを僕がシールとして製品化できるなんて子供の頃の自分に教えてあげたいです」

キ「確かに夢の様です!」

近「Moo.念平先生はサインがそうなのですが、同じ絵柄を描くことがないんです。それについて先生は「絵が下手だから同じのを描くと下手なのがバレる」何て言うのですが、とんでもない! 全部の絵が違うなんて凄い事だと思いますし、Moo.念平先生は天才だと思います」

キ「いや本当に、48mmの正方形の中に、どうキャラクタを配置するか、その構図が素晴らしく、何より、構図がそのままキャラクタの設定を表現してるんですよ。これは凄いです。天才ですよ! 文字部分も描き下ろしで、細部にまで手を抜いていないですし、僕の中の男吾のイメージそのままの、熱い先生なんだろうなって、シールを拝見してビンビン感じました」

近「ありがとうございます」

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キ「それでは、『漫画シールコレクション』の仕様や、今後の展開を教えてください」

近「サイズは48mmのサイズで、キラとノーマル等いろいろなのを出したいと思ってます。販売はおもにオンラインショップ「レッドシャーク」になると思うのですが、『百鬼夜GO!』などのシールイベントやスーパーフェスティバルなどの特撮イベントなどの各イベントなどでも販売したいと思ってます」

キ「もう既に続きのご予定も考えていらっしゃるんじゃないですか?」
近「はい! 第2弾、3弾、4弾くらいまでは考えてます!」

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Moo先生のオリジナルヒーローシールも販売された。

キ「それは楽しみですね! それでは続きまして、『ウルトラ戦士バトルロイヤルシール』についてお聞かせください。大変驚きの発表でした。円谷プロダクション公認という事なのですが、こちらはどういった経緯で制作される事が決まったのでしょうか?」

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近「何故そうなったのか実はよく覚えてないんですよ。導かれるように円谷プロダクションさんに申請をして、その企画が通りまして、制作に至ったみたいなかんじなんです」

キ「それはもうつまり、神様に導かれるままに、って事ですよね。もうその企画をやる事が運命づけられていたって事ですよ。凄いなぁ。発表されているだけでも、平松伸二先生、巻来功士先生、にわのまこと先生、Moo.念平先生、樋口大輔先生、西川伸司先生、佐佐木あつし先生、あんど慶周先生、一文字蛍先生と、錚々たる先生方が作画に関わっておられます。こちらもブログでの出会いがキッカケとなって、というところでしょうか?」

近「そうですね。ほとんどが漫画のインタビューのお願いや、イベントや飲み会で仲良くなった先生です」

キ「『ウルトラマン』のイメージをあまり感じない漫画家の先生方もいらっしゃいますね」

近「いえいえ。ほとんどの先生方がウルトラマン好きなんですよ」

キ「あ! そうなんだ! ではウルトラマンを描ける、というのも先生方に取って嬉しい事なのかも知れませんね。何にせよ、ウルトラマンと先生方の化学変化も非常に楽しみです。今企画をされていて、または出来上がっているデザインを観て、その辺いかがですか?」

近「皆さん、キャリアも長い先生方も多いので、完成のイラストは予想を上回るイラストばかりで発表が楽しみです。現在は円谷プロダクションさんの監修待ちです」

キ「ぐはー! 予想を上回る!! 早く観たい!!! 近藤さんも『ウルトラマン』がお好きなんですよね?」

近「好きといいますか、生まれた時から『ウルトラマン』は自然にありましたし、僕にとっては空気のような存在です」

キ「いいですねぇ。空想科学が身近にある生活。素敵です。ウルトラマン、怪獣そして円谷作品がモチーフと言う事なのですが、例えば『怪獣ブースカ』や『電光超人グリッドマン』のような『ウルトラマン』以外のキャラクタのシール化もあり得るのでしょうか?」

近「はい。もちろんウルトラマンシリーズ以外も展開していきたいです」

キ「僕、例えばなんですけど、巻来先生の描く『グリッドマン』の敵役・藤堂君&カーンデジファー様が観たい! とか思っちゃってます(笑」

近「あはは。「ここ出すの!?」っていうのも出したいですね」

キ「そう言えば『ウルトラ戦士バトルロイヤル』は本家『ウルトラマン』との関わりはどのようになるのでしょう? シールの中での独自設定、独自世界になるのでしょうか?」

近「希望は、全部のキャラクターをシール化したいと思ってます。そういう意味では、いままでに無かったものを作りたいです。「このキャラ選択する!?」みたいなところも含めて」

キ「なるほど〜。楽しみですね! 『ウルトラ戦士バトルロイヤル』の販売方法、販売時期などを教えてください」

近「販売時期は春頃を予定していますが、監修やシール制作の時間で早まるかもです。販売はオンラインショップ以外にも、特撮系のイベントや、ウルトラマン系のショップでも販売できればと思っております」

キ「春先が待ち遠しいですね〜。西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。それが僕なんだよ!! ウルトラ五つの誓いを守って待ってます!!!」

近「お願いします」

キ「ではその他、全体的なシークレット情報ほか告知等ありましたら、お願い致します」

近「シークレットと言いますか、トークイベント限定発売とかも考えてます。先ほども言いましたけど、会場限定というのはなるべくやりたくないので、先行発売という感じになりますよ」

キ「後から通販で手に入る、って言うのは嬉しいです! ありがとうございます!! それでは最後に、赤鮫シールに期待している多くのシールファン、漫画ファンの方々にメッセージをお願い致します!」

近「シール業界では新参者でわからない事だらけですが、よろしくお願いします!!」

キ「ありがとうございました〜! 今回のゲストは『赤鮫シール』近藤哲也さんでした〜」

近「本日はどうもありがとうございました」

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これは凄い事です。
凄い企画がスタートしております!

『漫画シールコレクション』は各先生方の絵をコレクター単位で保管していくという貴重な資料性も秘めていますし、そして『ウルトラ戦士バトルロイヤルシール』たるや、信じられないような素敵なワクワクドキドキの籠もったシール企画です。
今後続々と『赤鮫シール』さんから話題性のあるシールが飛び出してくるのを、期待して待とうじゃありませんか!!

インタビューに応じて下さった近藤哲也様本当にありがとうございました!

そんな訳で、
こちらからは以上です。

(今回のインタビューは、実際にお会いした訳ではなく、メールでのやり取りを元に構成しています。読みやすいように会話形式にリライトしてお送りいたしました。また『赤鮫シール』についてなど当ブログにご意見いただいてもお答えできませんのでご了承ください)

posted by きょうきりん at 09:40| Comment(0) | 京希が訊く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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