実に5か月ぶりとなる『キョウキが訊く』は、第6回にも登場されましたレッドシャークシールの近藤哲也さんが再登場!
半年ぶりとなる2回目のインタビューの間、『漫画シールコレクション』『ウルトラ戦士バトルロイヤルシール』そして
『円谷プロトリビュートシール』等、まさに怒涛の勢いで新作を発表し続ける2016年シルコレ界の大怪獣に今回も根掘り葉掘り、微に入り細に入り「直接!」訊いちゃいますよ〜。
<訊かれる人>
近藤哲也

ブラジリアン柔術黒帯。レッドシャーク所属。漫画家をメインとしたインタビュー活動をまとめたブログ『赤鮫が行く!!』管理人。著書に『和歌山あるある』がある。
現在はレッドシャークシールとして『漫画シールコレクション』『円谷プロトリビュートシール』『ウルトラ戦士バトルロイヤルシール』等を手掛ける。
⇒ 近藤哲也さんTwitter
⇒ 赤鮫シール公式サイト
⇒ 赤鮫シールTwitter
<訊く人>
キョウキ・カンバーバッチ

オマケシールやカード等「好きなことを好きなだけ」をコンセプトに綴られる『キョウキの沙汰とは思えないblog』管理人。シールスクライバー(探究者)としてシール研究を続ける傍ら近年では『ステッカー帝国の復讐』を発表。オマケカルチャーの楽しいコレクションを普及すべく活動中。youtubeで『キョウキ・カンバーバッチの音沙汰』も配信。異世界からのミラクルなパワーを受信する男。
⇒ キョウキ・カンバーバッチの音沙汰(youtube配信)
⇒ キョウキ・カンバーバッチTwitter
⇒ キョウキ・カンバーバッチインスタグラム
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キョウキ・カンバーバッチ(以下、キ)「どうも皆様ご無沙汰しております。窓辺のマーガレット、キョウキ・カンバーバッチです。いよいよまんだらけさん主催のシールイベント『さん家祭り』が近づいて参りましたね! 私もブース参加いたしますので、会場でお会いできればと思っています。さて、半年ぶりとなる『キョウキが訊く』でございますが、今回はレッドシャークシールでお馴染み、近藤哲也さんに再登場していただきました。ウルトラマン風に言うと『シルコレ大怪獣近藤哲也登場』って感じですが(笑)どうぞよろしくお願い致します!」
近藤哲也(近)「ご無沙汰しております。よろしくお願い致します。再びインタビューしていたたきまして本当にありがとうございます」
キ「そんなそんな。気になるところには、どこにでも突撃しますよ〜。それではさっそく、インタビューの方を進めていきたいと存じます。前回インタビューさせていただいたのは今年の初め、1月の事でした。あれから半年が経過した訳ですが、新たにシールの世界に参入してみて、いかがでしたでしょうか?」
近「はい。約半年前にシールの世界に入りまして、右も左もわからないまま突っ走ってきました。最初はちょっと暴走気味でしたが(笑)」
キ「(笑)」
近「分かった事は48ミリ四方の正方形の中には、熱い想い……『情熱』がたくさん詰まっているんだなという事でした。無限の可能性をすごく感じています」
キ「『情熱』というのはこのインタビューシリーズの一つのテーマでもあります。皆さん、本当に熱いんですよね。その熱気の中に飛び込んで、近藤さんご自身も熱気を放っている、そういう感じですね」
近「ありがとうございます」
キ「いろいろ聞きたい事はあるのですが、今回のメインとなるお話の周辺から攻めさせてください。『円谷プロトリビュートシール』についてお聞きします」
近「はい」
キ「現在まで第6弾まで発売されていると思いますが、とにかく凄まじい、の一言です。ラインナップが凄いですね。特撮界隈の大御所まで、多岐に渡るイラストレーター陣が関わっている本作ですが、先ず率直に、ご自分ではシールの出来栄えなど、どのようにとらえていらっしゃいますか?」
近「ありがとうございます、そう言っていただけて嬉しいです。イラストが素晴らしい物ばかりなので、シールアルバムに入れてニヤニヤして見てますよ」
キ「ニヤニヤ(笑」
近「昔の『ウルトラ怪獣図鑑』みたいなもんですよね。シールでそんな風にできればなと思っています」
キ「確かにそうですね!! しかも豪華イラストレーターによる怪獣図鑑! なかなかないですよ。ご自身でも楽しまれているという事は、単純に、近藤さんが観たい物を作ってる、楽しんで作っている、そういうところが大きな創作のベースになってる気がしますが、その辺はどうでしょうか?」
近「はい、とても楽しいです」
キ「でしょうね!wwww」
近「第一に、自分が欲しいと思うものを作りたいと思っています。そうでないと他の方も欲しいと思わないでしょうし、買ってくださらないと思うので、そこは気をつけています。たまに、考えすぎて何が良いのかよくわからなくなってくるんですけどね(笑」
キ「コメディ界のビートルズと呼ばれるモンティ・パイソンズも自分たちが面白いと思う事をやった、と言ってました。自分の基準である、と言う事は自分が納得した物を出す、という事ですもんね。考えて、悩んで。そうして良いシールが完成する。素敵な事だと思います。そうだ。つい先日『円谷プロトリビュートシール』を袋から出して並べて観て分かったのですが、順不同で販売しているんですね」
近「はい、そうなんです」
キ「実はもう既に、50枚ぐらいは完成しているんじゃないですか?」
近「イラストでいえばもっとあるかもです」
キ「もっとあるんだ! 実は最近、Facebookで某漫画家の先生がまだ発表されていないトリビュートのシールを掲載されていて、熱い気持ちになりました(笑」
近「そういう事もありますね(笑」
キ「順不同の販売には、何か理由が?」
近「発売するシールは完成しているシールのイラストを見て組み合わせを考えているので、ナンバリング順では無いんですよ。シールアルバムに入れる際、順番に入れていくより、隙間に埋めていく方が楽しくないですか(笑)それもあって」
キ「確かに楽しいです! 『円谷プロトリビュートシール』は、今後も僕たちが驚くような方がイラストを描かれるのでしょうか?」
近「はい、モチロンです!」
キ「ウルトラ父子餅つき大作戦!!」
近「タイトルを聞いたら、国民の誰もが知っている作品を描いていらっしゃる先生のイラストも控えておりますので楽しみにしてください!!」
キ「うへぇ誰〜誰誰教えて教えて!!」
近「……」
キ「ハッ! 動かざる事『うす怪獣』の如し!!www」
近「それはまた、近いうちに、という事で」
キ「そ、それでは話を変えまして、続いては『ウルトラ戦士バトルロイヤルシール』についてお聞かせください。現段階で2弾……と言っても『イチ弾』『ゼロ弾』の2作品ですが、それぞれ『ウルトラマン』と『ウルトラQ』をモチーフにした作品が販売されています。『バトルロイヤルシール』はこのように、ウルトラマンの作品ごとに3枚ずつ展開される、と考えてよろしいのでしょうか?」
近「それはねえ、想像におまかせいたします(笑」
キ「えっ、違うの!?www」
近「『ウルトラマン』って今から50年前から始まってて、僕の生まれた年には『ウルトラマンタロウ』がやってて、空気のように当たり前のようにあった訳なんですよ」
キ「はい」
近「小さい頃から絶えず傍にいてくれたウルトラマン、には思い入れがあるので各シリーズには特色をもってやっていきたいと思っております。ご期待には必ず添えると思いますよ」
キ「今後、何かがありそうですね!」
近「お楽しみにという事で」
キ「分かりました。さて、『トリビュートシール』の方は漫画家やイラストレーターの方々が中心の、言わば『漫画シールコレクション』と同タイプのシールコレクションだと僕は認識しているのですが、『バトルロイヤルシール』は現在、新進気鋭のクリエイターの方々が中心に作成されていますね。この辺はシリーズの差を付ける意味でも、意図的なところなのでしょうか?」
近「『トリビュートシール』の方は絵柄が漫画家・イラストレーターの先生の画風を活かして描いていただいていまして、描いてくだった先生の名前でシールを買ってくださった方はそれをきっかけにウルトラマンやシールに興味を持ってくだされば良いかなと」
キ「はい」
近「逆にウルトラマンやシール好きな方はその絵を見て、裏に誰がイラストを描いてるのか書いているので、
その方の作品などを知っていただければなと思っております。シール、漫画、ウルトラマンのそれぞれのファンの方がそれぞれのどれかに興味を持っていただければありがたいですね」
キ「なるほど相互にね、うまく作用するようなシールであると。『バトルロイヤルシール』はいかがですか?」
近「皆さんご存知のヒセキグラフィックスさんがメインで描いてくださり、シールファンの皆様に納得していただける物になってると思いますし、ヒセキさん自身もウルトラマンのファンなので、第イチ弾の『光の国の市民』のようにマニアックなツボを押さえてくださったりするので、すべての意味で王道のシリーズとしてやっていきたいと思っています」
キ「マニアックな王道! それって何か、しゅごい! ヒセキグラフィックスさんは『アサヒ飲料×ローソン』のご当地ヒーローシリーズや特撮系ヒーロー誌、特撮オフィシャルチーム、そして多くのヒーローに関わっていらっしゃいます。ヒーロー系のシールになくてはならない存在となりつつありますが、イラストの事等でヒーローに対するヒセキさんのこだわりを感じる事はありますか?」
近「皆さんご存知ですし、分かってると思うのですが、ヒセキさんのイラストはずっと見てて飽きないんですよね。線の1本1本に無駄な線が無いんですよ、それでいて押さえるところは押さえてるし、遊び心も入っていて凄いと思います」
キ「『第ゼロ弾』では新たにNEWTER VISIONさんが登場されています。ケムール人とM1号がそうですが、ウルトラ怪獣を、独自のタッチを残しつつとても素敵にディフォルメ化されておりました。近藤さんから観て、NEWTER VISIONさんとのお仕事はいかがでしたでしょう?」
近「参加していただけて本当にありがたかったです。NEWTER VISIONさんも、僕が言うまでもなく有名なイラストレーターさんなので素晴らしいですよね。他にない独自のタッチで非常に感涙しました」
キ「さて、ここからは驚愕の話題をご紹介せねばなりませんね!!!! 今回インタビューするに当たり、この件を聞いて、失禁しました」
近「(笑)」
キ「皆様を聞きたがってる件について是非お聞かせください。『大まん祭』の『さん家祭り』で、とんでもない事が起こるそうじゃないですか。『ウルトラ戦士バトルロイヤルシール 夏休みトリビュートスペシャル』の詳細、お聞かせ願えますか?」
近「はい。今回のラインナップなんですが、まんだらけさんがこんなに素晴らしいイベントをしてくださるので特別なものを絶対に販売したかったんです」
キ「意気込みたるや!」
近「それがなんとか実現できそうでよかったです。内容は4つのスペシャルコラボ商品で……
グリーンハウスさんにシールのイラスト
を描いて頂きました!!!!」
キ「どひゃぁーーーーーーー!!!! 驚き桃の木シーモンキー!!!! マジですか、めちゃくちゃ凄いじゃないですか!」
近「予想通りの反応ありがとうございます!」
キ「インタビューの進行止めてずっと驚いていたいぐらいですよ(笑)。4つのスペシャルコラボ、内容を教えていただけませんか?」
近「はい。先ず、グリーンハウスさんに『ウルトラマンエックス』を描いてもらいました」

沙汰ブログ初出!! グリーンハウス様が描く『ウルトラマンエックス』のシルエットだ!
キ「ぐはぁっ(喀血)。シルエットだけなのに、もう聖感が……!!」
近「10年代のウルトラマンで、一番人気のエックスを主軸に夏休みトリビュートスペシャルを販売致します」
キ「はいはい!」
近「グリーンハウスさんの『ウルトラマンエックス』、ヒセキグラフィックスさんの『ウルトラマンオーブ』、NEWTER VISIONさんの『ウルトラマンギンガ』。そして、レッドシャークから3枚(ブースカ、レッドキング、ジラース)合計6枚のキラシールセット(4500円(税別))になります」
キ「すげえラインナップだ!!」
近「それから、レッドシャークの商品を2500円以上お買い上げいただいた方に、グリーンハウスさんの『ウルトラマンエックス(キラ背景無しバージョン)』を差し上げます」
キ「プレゼンツ!! いやー、あまりの事に頭が混乱してます。グリーンハウスの神様お二人がウルトラマンを描く、それも近年の、というのはとんでもなく画期的な事ですよね。そんな事が実現するんだ! と心底驚いています。そもそもどうやってイラストを描いてもらえることになったのでしょうか?」
近「企業として正式に依頼をいたしました」
キ「まぁ、そりゃそうですよね(笑」
近「最初に円谷プロダクションさんとライセンス契約を結びまして何種類かのシールを発売しました」
キ「はい」
近「販売実績を作ってからウルトラマンのコラボシール用の企画書をグリーンハウスさんに送らせていただきまして依頼を受けてくださることになったんです」
キ「近藤さんのイメージだと、『書いてくださーい!』って大阪に乗り込んだりしそうなんですが(笑)、正式な形式で安心しました。すいません、舞い上がってて変な事言ってますwww」
近「いえ(笑)。ですが、小さい頃に集めていた『ビックリマン』のグリーンハウスさんに自分の企画商品のイラストを描いていただけるなんて本当に夢のようで凄く嬉しいです。描いてくださった『ウルトラマンエックス』も思い入れのある『ウルトラマン』なので」
キ「何はともあれ、『さん家祭り』に期待大ですね! 多くの皆様が期待されている事と思いますので、シルコレの皆様、そして『さん家祭り』にお越しくださる皆様に、メッセージをお願い致します!」
近「これからも熱いヤツ出していきますのでよろしくお願い致します!!」
キ「押忍! 本日はありがとうございました!!!」
近「ありがとうございました!」
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いやぁ〜、これは押忍ですよね。
まったくもって押忍です!
半年前、誰がこのような展開を想像できたでしょうか?! 正直、漫画家の先生方や円谷プロのシールを作るだけでも凄い事だったのに、遂にグリーンハウス様までもご登場されるなんて!
近藤さんはシルコレ界の大怪獣ですね。まさに驀進されております。
8月7日、中野サンプラザ、大変熱くなりそうですね!! 僕も自分のブースそっちのけで並びてぇ〜!!
インタビューに応じて下さった近藤哲也様本当にありがとうございました!
そんな訳で、
こちらからは以上です。
(今回のインタビューは、実際にお会いした訳ではなく、メールでのやり取りを元に構成しています。読みやすいように会話形式にリライトしてお送りいたしました。また『レッドシャークシール』についてなど当ブログにご意見いただいてもお答えできませんのでご了承ください)
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