2016年08月15日

『シン・ゴジラ』感想! の巻。


8月5日、お昼ぐらいでしたか。
帰省中の弟と『シン・ゴジラ』を観てきました。

ネタバレしますので、
未見の方は、以降、読まないようにお願いいたしますね。

ネタバレが目に入らないように少し行数を稼ぐ為、
幾つかホラを書きます。

いやー、何が良いって主題歌だよね!
「ゴッジラー、ゴッジラー、いかすぞゴジラ! いかすぞゴジラ!」
という耳に残りまくるフレーズは、
中毒性があって、夜布団を被って目をつぶった瞬間にリフレインして、
「嗚呼、ゴジラ、面白かったんだな」って目頭が熱くなったぐらい。

それから、何と言っても、
庵野監督がご自分でゴジラを演じていたのが
個人的には嬉しかったなぁ。

あれはきっと、過去に撮られた
『帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令』へのオマージュですよね?
無表情で淡々と街を破壊する庵野監督に痺れました!!

ハイッ!!!

もうね、このぐらい間を空けたら良いでしょう。

『シン・ゴジラ』の感想を書きたいと思います。

すぐれた作品は、
過去作へのリスペクトがありながらも、
そのどれをも凌駕するものだと、
僕は常々思うんですね。

映画を観た後、
「これはあの映画と同じだな」
「こういう表現見覚えあるな」
って、大抵の映画を観ると思ってしまうんですが、
勿論、それは仕方がない事だったりするんです。

そういう表現って悪い事ばかりじゃなくて、
安心感だったり、
共感を覚える表現でもあったりする訳だから。

でも、何年かに1度、誰も観た事がない作品が出てくる。

『シン・ゴジラ』はそういう映画。

リアルに怪獣・或いは、現実に存在しない物が、
現実世界に現れたら?
という作品は、主に特撮系で、これまで幾つも制作されてきました。

『仮面ライダークウガ』は、
"未確認生命体"と呼ばれる怪人が1年間、首都を中心に出現し、
それを警察が"クウガ"と共闘して駆除するというお話でした。

少し日本的ファンタジーに偏りますが、同じ制作陣による
前半の『響鬼』も、"魔化魍"と呼ばれる妖怪が日本各地に古来より実在していて、
それを民間の団体"猛士"の身体を鍛えた戦士"鬼"が退治していく、
という物語で、彼らのネットワーク等、出来る限り現実的に描かれていました。

また、評判が良くはないですが、
実は今回の『シン・ゴジラ』は松本人志監督作品の『大日本人』に通じるところがあり、
この作品も、
日本では古来より"獣"と呼ばれる巨大生物が暴れ回るので、
それを退治する為、特異体質の家系で電流を浴びると巨大化し"大日本人"になれる大佐藤大が、
国の依頼を受けて防衛する、という物語でした。
(この作品の後ノルウェーで『トロール・ハンター』という映画が作られ、こちらも国の依頼でトロールを一人管理する男が登場する。『大日本人』と同じモキュメンタリーである)

また、山本弘先生の『MM9』の存在も忘れてはならないだろう。
こちらはもろ、怪獣を自然災害と定義して、国によって正式に、それに対処する部署がある話だ。

斯様に、これまで現実世界に怪獣的な物が現れたら?
という作品は幾つか作られたが、
『クウガ』を除く大半の作品は、
すでに対策が講じられている世界である。
(その点でも、未確認生命体が現れ、それを現在の法律において警察組織が駆除していく過程を描いた『クウガ』の凄まじさはある)

『シン・ゴジラ』は、怪獣が登場した事などない、
今の日本にゴジラが出たら?
を、前半部分は究極的なリアリティを以って描いた類稀な作品なのである。

政治の内幕を描いたような作品のジャンルを
ポリティカル・サスペンスと呼んだりするが、
『シン・ゴジラ』の前半部分は怪獣が登場すること以外はほぼそれに近い。

怪獣が現れる、
という不足の事態に対して、
慌てふためきながらも、
何とか対策を立てていこうとする日本政府の姿が描かれる。

至極個人的な意見かも知れないが、
今回のゴジラは原子力よりも、
地震や津波のメタファーなのではないかと、
東日本大震災を経験した身としては感じてしまった。

第2形態のゴジラが陸へ上がり、
街を破壊する際の、
うねうねと川が逆流して、船が押し流され、
街が破壊されていく様は、少し自分にとっては思い出してしまって視聴が厳しく思えたほどだ。

誰も観た事がない映画、
というのは一つ、
誰もが体験した出来事をも超え、その先にあるものであるとも僕は考える。

これは東日本や、熊本の地震以降に作られた、
紛れもない日本映画なのだと、観ていて痛感する。

とにかく、いろいろな人への目配せが効いた作品なのだ。

政府を応援したい人、批判したい人、
震災を体験した人、遠くから観ていた人、
これまで多くの怪獣映画を観てきた人、
特撮作品を観てきた人、
そして、観てこなかった人、
そうした、総ての人に対して
「何か言いたくなる」作りになっているところが凄い。

『平成ガメラ』が封切られた時、
そのあまりの素晴らしさに、
「じゃあゴジラは?」と思ったものだが、
遂にゴジラはいつもの感じのまま、
ハリウッド映画に持って行かれてしまった。

その点、『シン・ゴジラ』は平成ガメラシリーズよりも更にリアルで、
そのリアルさを極める事で、
ハリウッド映画では絶対に作る事が出来ない日本映画の底力を見せた。
(ちなみに庵野監督は『GAMERA1999』というガメラ制作のドキュメンタリー映画を撮っている)

これまでの特撮映画の集大成みたいなところがありつつも、
それでいてまた、凄いのが、
しっかりと庵野秀明監督作品になっているところが恐ろしい。

庵野監督と言えば『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ等でお馴染みで、
アニメの人、という印象が強いだろうが、
映画ファンとしては、実写作品も中々に捨てがたい魅力を持っている監督さんだと思う。

『エヴァンゲリオン』の後98年に撮られた『ラヴ&ポップ』は、
自意識過剰である女子高生の視点を表現する為、
実際に主演女優の頭に『私を観て』と書かれた張り紙とカメラを付け東京の街中を歩かせたり、
実相寺昭雄監督の影響ともとれる見立てや、
その発展ともとれる、物にカメラを置いて対象物を撮る独特の映像表現など、
商業初監督作品時点から映像作家的感性は鋭いものだった。

多分、アニメや実写というカテゴリーに囚われる事なく、
頭の中にハッキリとしたヴィジョンの観えている方なんだろうなぁと思う。

そもそもエヴァンゲリオンもTV放送当時は、
実写的な視点で描かれた作品と言われていたようにも思う。

そのまま『シン・ゴジラ』を撮るプロモーションビデオになってしまった
『巨神兵東京に現わる 劇場版』も、実写でありながら昔ながらの特撮を駆使した
アニメと実写の中間のような作品だった。

『シン・ゴジラ』においても、
過去に手掛けた実写作品で観られたような表現が用いられ、
更には『エヴァ』で使用された音楽が再使用されるなど、
まるで庵野監督の過去作品を集合させたかのような作品に仕上がっている。

さて、前半部分の素晴らしさについていろいろ書いて来ましたが、
『シン・ゴジラ』は後半、
いつもの怪獣映画になります。

ヤシロギ作戦が発動され、
ゴジラを止める為に凝固剤を投入するのですが、
その作戦内容が、ゴジラの口の中に直接薬を投与する、
という、何かカワイイ展開、
言ってみれば、ちょっと現実的には弊害が多すぎる作戦が行われます。

瓦礫がたくさんあって、車両は通れないのでは?
あまつさえ、在来線爆弾って何よ?
こんな成功率の低そうな作戦に、命をかけるの??
などなど、無理のある展開が続きます。

しかしそれでもなお、
観れてしまうのは、
前半の異常なまでのリアルさと、
そして、
この作戦展開自体が、
日本人の、日本人による、復興をモチーフにしているからに他なりません。

知らず知らずのうちに視聴者は、
日本人特有の感覚における共通認識から、
応援してしまうのです。

奇跡を望んでしまう。

多分ですけど、庵野監督って、普段はこのタイプの人ではないような気がします。
勝手なアレで、申し訳ないですけど。

直接的なきっかけとなった作品『巨神兵東京に現わる 劇場版』を観ても分かる通り、
この人は壊すまでが全力の人のようにも思えるんです。

『シン・ゴジラ』も、
ゴジラが放射線を吐き、東京が壊滅状態になる、
あの絶望、凄まじさ、カタルシス。
何とも言えない迫力があります。

その先に挑戦したという意味でも、
庵野監督にとっては凄い事なんだと思います。

ですがやはり少し、難しかったのかもしれません。
壊滅以降のゴジラとの戦いは、あえて「怪獣映画ってこうだよね」という風にした、と、
見えなくないのです。

そもそも第2形態登場時、突然現れたCGの怪獣は、
わざと着ぐるみっぽいチープさを残していました。
どこかで庵野監督は「これは怪獣映画だよ」と言いたかったのかも知れません。

これはもしかすると、
庵野監督の「照れ」のようなものかも知れません。
もうだってこの映画、こんな風に後半茶化してる部分はあるけど、
ものすごくストレートな「日本頑張ろう!」っていう映画なんですもの。
(『破』が振り切れ過ぎて、その後体調を崩されたとも聞いているので、今回傑作になりすぎないよう無意識に防衛反応が出た可能性もあるかも知れません)

『シン・ゴジラ』はそういう、
なんかいろいろ詰まった凄い映画でした。

僕がこの映画で最も好きなシーンは、
作戦が成功した後のリアクションです。

ハリウッド映画、いや、並の日本映画なら、
全員スタンディングでガッツポーズとったり、
叫んだりしそうですが、
皆「ほっ」として、静かに成功を労う。

あのシーンにこの映画の本質が描かれてると思います。

好きなシーンは他にもあって、
第2形態がバーンと初登場するところ。
あそこで思わず「かわいい!」って声が出ちゃったんですけど(笑
世間的には気持ち悪い、みたいですね。弟もそう言ってました。
かわいいと思うけどなぁ、あれ。

後、高橋一生さんが大発見して、大声上げてくるくるするところ。
あそこも、普通それまでの演出なら、監督注意しそうなものですけど、
そのままオッケーしてて、懐の深さを思い知りました。

後、目配せという意味では、
今回ゴジラが初登場した2016年という架空日本のお話でしたが、
その発端がある科学者の妻への愛情だったところが、
実は初代『ゴジラ』は、芹沢博士の恋愛映画なのではないかと思っている自分にとって、
とにかく共感できるところでした。
ここは本当に凄いなぁと。

まぁ細かく書いたらキリがない映画です。
情報量が多いですからね。出演者も。

最後まとめ。

僕はこの映画を「手」の映画だと感じました。

何故第2形態のゴジラに手はなく、
最終的なゴジラの手も、小さく、使用できるのかすら分からないような代物なのでしょう?

それは当然、ゴジラが
人間の進化とは違う種類の生物である事を
ビジュアル的に表現している訳ですが、
同時に、今回人間側が文字通り手を取り合って
ゴジラという難関に立ち向かう事への暗喩であると考えられます。

『シン・ゴジラ』は主要となる人物はいますが、
一人だけが活躍するヒロイックな映画ではなく、
日本人という群像が困難に立ち向かっていく映画です。
(主人公も自分の代わりはいると公言する)

今回ゴジラに勝てたのは、他でもない。
人間たちが手を組んだからに違いありません。

さてそこで、
ラストカットを思い出してください。

凝固剤で固まったゴジラの尻尾の先、
ゴジラは単体でも増える事を予想されていましたが、
その先は何やら、小さな歯や手のような物が集まっています。

今回のゴジラはあんなに手を使わなかったのに、
何故小さなゴジラたちには手のような物が、
あんなに目立つように映し出されているのでしょう。

それは、次にゴジラが目覚めた時、
彼らはより進化して、
今回ゴジラが敗れた直接の理由である、
『協力する事』を覚えた、より人間に近い存在になっている可能性がある、
という事を示しているのではないでしょうか?

それは凄まじい絶望の様でもあり、
また、庵野監督なりの、
また何かあるかも知れないから気を抜いちゃいけないよね、
という、虚構から現実へのメッセージなのかも知れません。

そんな訳で、
こちらからは以上です。


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posted by きょうきりん at 13:57| Comment(0) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月03日

キョウキ、映画『仮面ライダー1号』で号泣する&特典仮面ライダーチップスカード! の巻。


一昨日、4月1日、
仮面ライダー1号』を観て参りましたので、
今日はその事の顛末をお伝えいたします。

以下、映画のネタバレありで率直な感想など書いて参りますので、
内容について知りたくないよー、
って方は、映画を観てからまた来てね〜!



さて、youtube番組で場所を取りましたので、
さっそく『仮面ライダー1号』について、
書いていきますね。

まー、もうね、本当に楽しみにしていた反面、
ちょっと不安だったんです。

『1号』とは名ばかりの、
ゴースト』よりの映画になるんじゃないのかなって。
実際、その点仕方がない部分はあったんですけど、
まー、本郷猛登場シーンがあまりにも濃ゆくて、
もう実際、そういう細かい事はどうでも良くなっちゃうんです。

映画って、理屈じゃないところがある事ってありますよね。
設定とか、決まり事とか、成約とか、そういうのを無視して
観る者を圧倒し、その心を掴んで離さない、
みたいなそういう魂震える場面に出会えるか、
っていうのは凄く重要だと思うんです。

『仮面ライダー1号』には、確かにそれがありました。

僕は何となく、この映画を観る前は、
『ゴースト』がらみという事もあって、
また、先の情報で、本郷猛の身体がボロボロである、
というのも聞いていたので、
猛が死んで、眼魂になって、
ゴーストが1号の魂を引き継いでいく、
みたいな話になるんじゃないか?
って思ってて、それが凄く怖かった。

『仮面ライダー1号』の死を描く映画なのではないかと。

だけど、そんな事なかったんです。

実際猛は死ぬんですけど、
火葬の炎のエネルギーを取り込むようにして、
復活!!!

「仮面ライダーは不死身だ!」

と宣言するこの、説明のなさ!
あり得ないし、おかしい!
でも、そんなのどうだっていい!!!!!

生命の大切さを説く1号が、
復活という、1番生命の重みを感じない行為をしてるとか(笑
そういうのも含めて初期の仮面ライダーらしかったし、
何よりも熱い!
炎の中、不死鳥を背にする1号ライダーのかっこよさ!!

ヒーローは死なないんです!!!

仮面ライダーは死なない!!

最高の映画ですよ。

そしてまた、藤岡さんのオーラが凄いんですよ。
おやっさんの孫娘がまた可憐で華奢な子なもので、
その子の後ろに猛が立ってると、
遠近法が崩れて、猛が前にいるように見える(笑
もう、本郷猛だけ3D映画みたいな迫力なんです。

脚本が井上さんなもんで、
この方は割とキャラの設定にそぐわない部分を
ギャグっぽく描くようなところがあるんですけど、
今回はそれが、本郷猛が女子高生とデートするという、
通常ならあり得ないシーンの連続として出てくる。

でもそこにしたって、
40年以上各地で闘い続けてきた戦士の、
束の間の休息だと思えば、
何も可笑しい事じゃない。

今回藤岡さんは脚本から参加されているそうで、
命の重さを説くシーンが多数出てくるんだけど、
まぁー、乳幼児のお子さんたちが、
猛が喋り出すと同時に騒ぎ出す、
という分かりやすさ。
さすがに小学校ぐらいになってないと、ちょっと分かりづらかったかもね。
「誰何だこのおじさんは」という感じだろうからなぁ。

でも僕は、もう過敏に受け取ってしまって、
もう、要所要所、
1番最初のタイの登場シーンからうるうるきちゃって、
途中ボロボロ涙流してた(おそらく場内で自分だけ)。

だって、あれすげー感動するんだよ!!!

で、もう1番最後の猛のセリフで、
このまま画面を観ていたら
明るくなってからも号泣しちゃってる、マズい!
と思って、腕をつねりながら目をつぶってたぐらい(笑

とにかく自分には最高の傑作でした。

藤岡弘、さんが好きな人、
好きであればあるほどハマると思います。

仮面ライダーは不死身、僕の永遠のヒーローです!!

それで、ここから話変わって入場特典なんですけど、
4月1日の、本郷猛の名刺が欲しくてその日に行ったのですが、
前回の特典も残ってたみたいで、
何と2種類もらえちゃいました。ラッキー!

DSC_1547.JPG

内容はこんな感じ。

DSC_1549.JPG

これは今のガンバライジングかしら?(知識なし)
こっちが名刺です。

DSC_1550.JPG

そして大注目の、仮面ライダーチップスカード、
それがこれだーーーーーーーっ!!

ハイ是ドン!!

DSC_1551.JPG

昔のサイズ!
裏面にはちゃんとカルビーの協力も!

DSC_1552.JPG

ナンバリングもあるので、他の2枚もほしいなー。

そして、パンフレットも買って来たのですが、

DSC_1545.JPG

DVD付きと2種類あったので、
そっちを買って参りました〜。

DSC_1546.JPG

観るの楽しみ〜☆

そんな訳で、
こちらからは以上です。

posted by きょうきりん at 14:59| Comment(0) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月10日

Netflixで配信開始! 甦る80年代の記憶『フラーハウス』! の巻。


先月の26日からNetflixで『フラーハウス』が配信開始となりました。

……と、その話の前に
最近思った「あれ?」って事。
ネットテレビに関連した事なんだけど、
あのね、Amazonプライムビデオ、
あれ、勝手に年間利用代金の引き落としされたんだけど(笑
拒否権ってないの??
それとも、僕が何かを見逃しちゃったのかな。
こないだ引き落としの明細見てビックリしちゃったよ。

払ってなければそこで期間終了、
観たいならお金払ってね〜、
で終わればいいのに、
そういうのがないんだね。
ちょっと驚いた。
このちょっと驚いたのが、僕だけなのか、
皆さんそうなのか、気になっております。

現状『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』と『内村さまぁ〜ずセカンド』しか
観てない(やっぱり画質がNetflixの方が良く感じる)から、
どうしようかなって思ってたとこだったんだけどね。強引だなぁって。

まぁ、3500円ぐらいだったと思うから、
それで年間なら別に良いんだけどね。

さて、気を取り直して『フラーハウス』のお話。

もうね、Netflix来てからと言うもの、
明らかにテレビ離れが進んでます。

海外で放送された翌日に配信開始されたり、
日本でもアメリカの映像の最先端を体験できる
っていうのは凄い事だと思う。
(と言ってもシャドウハンターだけどww)

例えば、アメリカではよくある、トークショー。
あれを数日遅れでも日本語訳して配信してくれないかなって思う。
日本のテレビバラエティは、もちろんあれはあれで面白いところもあるんだけど、
あっちの番組をもっと気軽に見れたらなって、
いつも思ってるから。

って、全然『フラーハウス』の話にいかないね(笑

『フラーハウス』は『フルハウス』の続編。
『フルハウス』は87年の作品だから、
僕もうどんぴしゃな感じ。

自分がシットコムを好きになったベースは、
間違いなくこの作品にあると思う。

あれから19年。

『フルハウス』が面白かったのは、
男性3人が子育てをする、という当時としては珍しい家族を描いた事。
対して『フラーハウス』はそういった珍しさよりも、
むしろ今のアメリカでは珍しくない、
女性中心の家族(シングルマザーね)、というアメリカ社会の問題を組みこんで、
一気に現代風にアレンジして見せた。

やっぱりそういうところは凄いなって思う。
完全に同じものじゃなくて、
今でも通用するテーマに置き換えてるんだよね。

DJは死別、ステファニーは未婚、そしてキミーは離婚中と、
境遇はそれぞれ違う3人が、
一つ屋根の下、支え合って暮らしてく。

まぁー、それが面白い。

第1話の大集合は感動したし、
オルセン姉妹に目で訴えかけてみたり
過去シリーズと同じ歌を歌ったり。

2話から3人だけになるのかと淋しくなったけど、
ちょくちょく前のシリーズのメンバーが遊びに来たり、
何より、今の3人の境遇に、
観ているうちに惹き込まれていく。

面白いよ。

そしてステファニー、良い女になったなぁ。
自分より年下だったなんて、知らなかった(笑

子役だったからか、現在までの19年間、
色んな事があったんだよね、彼女ね。

『フラーハウス』は好評すぎて、
第2シーズンの制作も決定したそう。
こちらも長いシリーズになってほしいね。

声優さんが一緒って事も含め、
アメリカと変わらぬタイミングで観れる事も含め、
素晴らしい!

時代は変わったね。凄い事だよ。

そんな訳で、
こちらからは以上です。

posted by きょうきりん at 10:35| Comment(0) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月31日

年末恒例! 2015年映画ベスト10! キョウキアワード! の巻。


12月31日!
いよいよもって、年の瀬でございます。

私も今日はお部屋の掃除をして、
ガキの使いを観てゆっくりいたします。

今年も1年、皆様本当にありがとうございました!

さて今年の最後の記事は、
年間観た映画の個人的ベスト10の発表でございます。

と言いたい所ですが、実のところ、
今年はあまり本数を観れていないので、
まぁ軽めに、さらりとご紹介したいと思いま〜す。

それではさっそく、
いってみよ!!

今年観た映画は以下の通り。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ビル・マーレイ クリスマス』
『007/スカイフォール』
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』
『キャビン』
『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『エウロパ』
『るろうに剣心 京都大火編』
『Super High Me』
『思い出のマーニー』
『カンフー・エリオット』
『遊星からの物体X ファーストコンタクト』
『ミュータント・タートルズ』
『Room 237』
『ATARI GAME OVER』
『STAND BY ME ドラえもん』
『レインマン』
『永遠の0』
『クロニクル』
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
『レッド・ドラゴン』
『テルマエ・ロマエII』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
『ネゴシエーター』
『映画きかんしゃトーマス キング・オブ・ザ・レイルウェイ トーマスと失われた王冠』
『ALWAYS 三丁目の夕日'64』
『寄生獣』
『劇場版名探偵コナン 異次元の狙撃手』
『君に届け』
『かぐや姫の物語』
『ジャッジ!』
『魔法にかけられて』
『ダイ・ハード/ラスト・デイ』
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』
『フィールド・オブ・ドリームス』
『トリック劇場版 ラストステージ』
『X-MEN:フューチャー&パスト』
『300 帝国の進撃』
『映画 妖怪人間ベム』
『相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』
『ポリス・ストーリー/レジェンド』

43本しか観てないね。
ただこれには一つ理由があって、
9月以降NetFlixと契約した関係で
後半はとにかく海外ドラマを観まくった。

ブレーキング・バッド』に『デアデビル』、
ジェシカ・ジョーンズ』そして『アロー(第1シーズンまで)』と
立て続けに観てしまって、
映画を観ている時間があまりなかったという事情もある。

それでもベスト10を発表しちゃいます(笑

先ずは第4位まで一挙発表!!

10位 『寄生獣』と『遊星からの物体X ファーストコンタクト
ジョン・カーペンターの『遊星からの物体X』を下敷きに制作された2本の映画をどうアレンジしているか、という視点で観るのが面白かったので。

9位 『思い出のマーニー
観ようによっては推理物。描くのが難しかったと思うけど、これが一つの答えだと思いました。

8位 『クロニクル
楽しくない『超能力学園Z』。

7位 『007/スカイフォール
007の世界観を究極に美しくしたような映像の連続。流れるようなカット割り。美しかったです。

6位 『キャビン
悪魔としては抑えておきたい1本。総ての珍妙なホラー映画に理由を与えた意味は大きい。

5位 『ターミネーター:新起動/ジェニシス
シュワちゃんが大暴れ。それだけで十分。『2』すらない事にしたのは正解だね。

4位 『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
筋肉スターが大挙して出てるだけで十分。ラストのシュワちゃんとジェット・リーは何だったの?!

と、こんな感じ。
好きな作風に進歩がないね(笑

続きまして、第3位!!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』!!!!

これは僕たちコレクターの話。主人公のスターロードは80年代の価値観のまま時が止まり、物を集めて売りさばくしがない転売家業。敵対するはまんま『コレクター』で、金持ちで力もあるコレクターと、そうじゃないけど80年代に熱い思い入れのあるタイプの異なるコレクター同士の、一大奪取バトルを描いた作品だ。これに僕たちが共感しない訳がない。この映画こそがグレイテスト・ヒッツだ。

どんどん行きましょう!

第2位!!!

スター・ウォーズ/フォースの覚醒』!!!

理由、覚醒したから。

そして本年度第1位に輝いたのは?!
もう皆分かるよね!?
僕がどれだけ熱くなったか、覚えてるでしょ??

第1位の発表です!!!

マッドマックス 怒りのデス・ロード』!!!!!!

今年はこれに尽きる。
今の映画を面白くなくダメにしたのは、ヒット作を狙おうと女性客の取り込みを狙っているからっていうところはあると思う。結果、無意味な恋愛要素、ハッピーエンド、痛いシーンや心を抉る様な描写は割愛され、予定調和の、ほんわかした、頭がお花畑の、味のしないケーキみたいな映画ばかりになってしまった。
『マッドマックス』は何をすれば良いか知っていた。ただ昔のような映画を撮れば良い。それを2015年にぶつける事で、爆走できると分かってた。このくだらなくつまらない映画ばかり氾濫する世の中こそが、僕にとっては荒廃したマッドマックスの世界そのものだったんだ。
『怒りのデス・ロード』は『マッドマックス』を拒絶し続けた映画への怒りに溢れていた。痛い、気の狂った、人の命が軽んじられる世界だからこそ、描ける重みがあるという事を改めて描いてくれた。
最高の映画だ! 諸君、狂い給えだ!
しかし本気で頭がおかしいと思ったのは、映画がヒットとなった頃から少しずつ「この映画は女性が観ても大丈夫」「女性の強さを描いた作品」と声高に叫ぶ輩が現れ始めたのだ。そんなに女の意見が大事なのか?? そんなんじゃまた逆戻りだ!! 馬鹿か!! 俺は男の為に作られた狂った映画が観たいんだよ!! 70年代、80年代、90年代のあの大好きなアクション映画たちのように!! そこには男も女も関係ない! 人間が描かれてるんだよ!!! 人間を描いた作品を見せてくれ! 無味無臭で人当たりの良い映画はもううんざりだ!!
規制規制規制、痛い事を描かなきゃ、それが痛いって分からないじゃないか!
俺はこの映画が大好きだぜ!! 人の痛みを描いているから!
V8! V8!! V8を讃えよ! 怒りのデス・ロードを爆走するんだぁあああああああっ!!!!!

以上!

これが今年のベスト10でした!!

ありがとうございました!!

来年もよろしく!!!!

そんな訳で、
こちらからは以上です。

皆様良いお年を!

posted by きょうきりん at 10:49| Comment(0) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月30日

キョウキはこう観た! 『スター・ウォーズ フォースの覚醒』感想文! の巻。


昨日、もうどうしても居ても立ってもいられなくなって、
スター・ウォーズ フォースの覚醒』を観に行きました。

DSC_2225.JPG

今日はその事の顛末をお伝えいたしますが、
もう完全に、フルでネタバレも辞さない構えで書きますので、
未だ観に行ってない方は
以降、読まれない事をお勧めいたします。

本当に、
これ以上読んだら、
見る楽しみを失う、
そういう類の文章になります。

読むなよ、絶対読むなよ!
という前フリに対して芸人さんは
読んでしまうかもしれませんが、
本当にこれ以降のネタバレを読んだことに対し、
私は一切の責任を負いかねますので、
以下を読まれる方は自己責任でお願いいたします。

間違ってスクロールしちゃうのも怖いので、
間に無関係のネタを挟みたいと思います。

今放送されている『エレメンタルストーリー』という
スマホゲーのCMなんですが、
「新人さんもいらっしゃ〜い!」
と言ってる部分がどうしても空耳で
「ちんちん3本いらっしゃ〜い!」
に聞こえちゃうんですよ!!
ちょっと気にして聞いてみて!

後そうだな〜、
今一番気になるセクシー女優は、AIKAです!

よーし、このぐらい間に挟んだら良いでしょう。

以下、ネタバレ含んだ感想を書きますので、
よろしく!!

■ ■ 以下、ネタバレを含みます ■ ■

さて、そんな訳で、
昨日は映画を観てきました。
こんなに心がそわそわするのは、
マッド・マックス 怒りのデス・ロード』を観る前ぐらいです……、
って最近じゃないか!
というツッコミはさておき、
とにかく楽しみにしてたんですよ。

それで、見終わっての僕の一番の感想、
頭に浮かんだワードは、これでした。

「この映画を褒めたいという欲求は、暗黒面への誘いに似ている」

これが一番、今の自分の気持ちを表していると思います。

良かったんですよ。
すごく良かった。

始まってすぐに、
「ああ、これはやっぱりゲーム世代のスター・ウォーズだな」って感じたんですよ。
旧3部作、そしてエピソード1の3部作、
そして今作の間には
多くの実写に劣らないゲームや、アトラクション、
そしてクローン戦争に代表されるCGの作品が作られました。

多くのファンはそういった外伝的作品に触れ、
それぞれ脳の中でスター・ウォーズの世界を拡張していったわけです。

そういったファンにアピールするには、
ある程度の派手さが必要で、
それは映像面、ストーリーともに『フォースの覚醒』で多く描かれていました。

こういったリメイクの仕方は
監督のJJエイブラムスの、最も得意なところだと思います。『スター・トレック』なんかを観てもね。

で、このJJエイブラムスという方は、
確かに才能があるんです。

もう全編にわたって、
「これが俺のスター・ウォーズだ!」
という、パワフルなメッセージが随所に表れている。

その最たるものは、
新しく加わった英雄たちで、
ほぼ顔芸に近いエモーショナルな演技で僕のハートを鷲掴みにしたレイ、
ヘタレ感満載なのに何故か憎めない、トルーパースーツが一人横にでかい男フィン、
R2-D2の小さくてかわいいという地位をその半分の大きさというズルさで奪ったBB-8、
今作一番かっこよかった反乱軍一のパイロット、ポー……。

何というか、彼らが魅力的すぎるのです。

「これが俺のスター・ウォーズだ!」

というメッセージはイコールで、

「これが新しいスター・ウォーズだ!」

という意味に置き換えられます。

タイトルの『AWAKENS』は、
日本では「覚醒」と訳されていて、
もちろんそれはそういう意味なのですが、
「目が覚める」「気付く」という意味もあります。

この映画は1本まるまる使って旧作までのファンの目を覚まさせたかったのではないか、と思えるのです。

その象徴とも言えるシーンが、
ハン・ソロのです。

この衝撃は相当強く、
多くの旧作までのファンを突き放した事でしょう。

俺たちのソロが、
あんなぽっと出の、切れやすい今どきの子供みたいなやつに殺されるなんて!!

私がこの映画で最も問題だと思っているのは、
新しいストーリーであることを示すために
ハン・ソロを殺すストーリー展開になっていた、
点だと思います。

例えば、カイロ・レンですが、
彼はハン・ソロの前でマスクを外すよりも前に、
レイの前でその顔をさらします。

なぜあそこで自分の顔を見せたのか?
明確な説明が僕にはできません。
もちろん、レイに何かを感じたから、
とも言えるかも知れませんが、
これまでの『スター・ウォーズ』でも、
素顔をさらさないという事が悪役のミステリアスな雰囲気作りを助け、
その魅力に一役買っていた訳ですから、拍子抜けしてしまったのです。

で、その理由が、
ハン・ソロの前でマスクを外すからではなかったのかと思うのです。

ソロの死という重要な局面を描く前に、
謎に満ちていたカイロ・レンの素顔を出してしまうと、
視聴者側の気持ちが分散してしまうので、
(「あ、こんな顔なんだ」みたいな)
先にカイロ・レンの顔を出しておく必要があったのではないかと。

何が何でもソロの死を描きたかったのです。
今後も重要な悪役であるべきはずの
カイロ・レンのミステリアスな魅力を捨ててまでも。

本作はレイ、フィン、BB-8と新キャラクタは魅力ですが、
悪役であるファースト・オーダーの面々がどうにも魅力不足に感じてしまいます。

それはおそらく描きすぎ、が原因で、
その原因の一端がハン・ソロの死を描くためである、
というところが残念なのです。

JJエイブラムスという方は優れた語り手ですから、
常に、おそらく自分でも意識しないほど、
観客の目を気にして作劇できる人です。

だからこそカイロ・レンは生い立ちがしっかりと説明されます。

父親不在の寂しさから、ダース・ベイダーに憧れ、
悪の道に進み、
ついにはソロをその手にかけてしまうのです。

しかし、どうにもそこまでの説明が駆け足だし、
彼の悪い面しか映像では描かれていないので、
誰も彼には共感できないでしょう。

ただただ、僕たちの英雄であるソロを殺したバカ息子にしか観えません。
(大体セーバー振り回して八つ当たりするなんてシスでもありえないよ!)

新しい新3部作が始まることを
観客に気付かせるためにハン・ソロが殺された……
それもカイロ・レンとかいう変な奴に!

これが今、
僕を

「この映画を褒めたいという欲求は、暗黒面への誘いに似ている」

という気持ちにさせている一番の原因です。
そうじゃないのかもしれないけど、そう見えてるんだから仕方がない。

でもですね、
そこに目をつむると、
あとはすごく良かったんです。

とにかくレイが良かった!
めちゃくちゃ美人って事でもないけど、
何か人を惹きつける魅力があります。

フィンも妙に憎めない不思議なキャラで、
すごく良いやつの感じがにじみ出てます。

BB-8なんて、あれはもう、トイプードルですよ(笑
かわいくってしょうがない。

彼らが魅力的であればあるほど、
ソロに悪いことをしてるような気になってしまうのです。

彼らを褒めたい、
でもそうすると、
ソロのあの死を認めた事になってしまう……。

「この映画を褒めたいという欲求は、暗黒面への誘いに似ている」

褒めたい!
面白かった!
レイやフィンの話を皆としたい!
BB-8のグッズで部屋を飾りたい!!

でもそれを思うたびに、
旧作までの敬意を捨てるような気になってしまうのです。

目覚めなさい!
覚醒しなさい!

旧作の事は忘れ、さぁ、新しい3部作の話を僕たちとしよう!!! ハハッ!

これが暗黒面への誘いでなければなんだと言うのでしょう?(笑

おそらく、
後数週間もすれば、
僕はソロの死を受け入れ、
『フォースの覚醒』するでしょう。

そして新しい3部作のグッズを買い漁り、
皆と同じようにこの映画を褒め、
レイの魅力について語るようになるでしょう。

それだけの魅力があった事は間違いなく、
複雑な心境になっていなければ僕は、
手放しにこの映画を好きになった筈です。

新しい主人公たち、
そしてミレニアムファルコンに、
熱くなった事は紛れもない事実なのですから。

以上が、簡単ではありますが、
僕の感じた『フォースの覚醒』への感想です。

DSC_2226.JPG

ちなみに、ルークの映像が一切公開されなかったのは、
ヨーダみたいになってるルークが、ラストシーンに登場するからだ、
と予想していたのですが、
当たってたので、そこの衝撃がなかった事も、
ソロの死が一番のインパクトになっていた一因だったかも知れません。

さて、皆様はいかがお感じになったでしょうか?

私はこの記事を書いてスッキリした事により、
既に覚醒が始まっています。

DSC_2227.JPG

レイがかわいい!
フィンが面白い!
BB-8ほちい!!

どうやらこれで私も、立派なファースト・オーダーの一員になれそうです(笑

そんな訳で、
こちらからは以上です。

posted by きょうきりん at 14:20| Comment(4) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月08日

キョウキ、Netflixを契約してみる、の巻。


泰平のねむりをさます上喜撰たった四はいで夜も眠れず……

とは良く言ったもので、
ネットTVの黒船、
Netflixが今月9月2日から日本でのサービスを開始いたしました。

アメリカから来た2隻目の黒船が
リア・ディゾンだった事を考えると、
3隻目の黒船は相当凄いような気がして、
サービス開始の一報を受けたその日から、
頭の中がそれ一色になってしまい、
居ても立ってもいられず、
結局一昨日だったかな、契約してしまいました。

リア・ディゾン保存((c)ジョイマン)。

勿論他にも、日本では
HuluやU-NEXT、各社がこぞってオンデマンド配信やってる訳だけど、
何故僕がこれだけ強く「やってみたい!」と思ったのかは
自分でも良く分からないんだけど、
何か凄くアメリカンな感じがしたから、
っていうのはちょっとあるかも知れない。

女マンだオンデマンド。

感覚的な事で言ってるから
伝わらないかも知れないけれど(笑

実際、Netflixを申し込むに当たって、
HuluU-NEXTも調べてみた。

Huluはすっかり日本でもお馴染みで、
契約している方々に聞いてみると、結構満足してるようだし、
U-NEXTは価格こそ高いものの、
NetflixでもHuluでも見る事が出来ないアダルトコンテンツを見る事が出来る。

みなそれぞれ長所はあるようだ。

それでも自分がNetflixを選んだのは、
アメリカでのシェア率が信じられないぐらい高い事
(良く言われてるのは無料のyoutubuよりも見られていること)
それから、
独自コンテンツの配信が決め手だったかも知れない。

そう。
デアデビル』が見れる。
これがやっぱり、大きかったかも知れない。

ベン・アフレックがかつて演じた『デアデビル』は、
めちゃくちゃ面白かった訳じゃないんだけど、
あれからマーベル・シネマティック・ユニバースを経て、
この新生ドラマ版『デアデビル』も、
その中に組み込まれていると知ってからは、
やっぱりちょっと興味が湧く。

実際2話まで今のところ拝見したけど、
この『デアデビル』は本気だ。

本気じゃなければ、
第2話にして既に満身創痍の(厳密には)デアデビル(になる前の覆面男)による、
かなりの長回しによるバトルシーンなど、
凝った事はやらないだろう。

あのシーンを観た瞬間、
「本気だ!」
と僕は思って、Netflixを申し込んで良かった!
と感じたものだ。

勿論、Huluとの比較はできないから
使い勝手やラインナップの良し悪しは正確には分からないし、
U-NEXTにはアダルトコンテンツがある。

それでも、一月の無料分で
『デアデビル』全話観れたら十分だし、
この一月でどれだけラインナップが増えるものか、
じっくり観察も出来る上での事ではあるけど。

それからやっぱり、
「ん?」って思うところもある。

基本スマホで視聴しているのだけど、
観れるものの一覧みたいなページを探せない。

ジャンルに分かれていて、
そのページへ行くと、
自分へのおススメや新着が表示されるだけで、
おそらく総てのコンテンツは表示されていない。

観たい映画を検索で探す必要があるのだけど、
タイトルを見て初めて「観たい!」「これ観たかった!」と
思う事もあるんだろうけど、それができない。

それから、字幕のタイミングが
時々ずれる事があるんだけど、
それはやっぱり仕方がないのかな。

後から知ったんだけど、
海外ドラマなんかは日本語吹替えもあったりして、
字幕で観る機会もそんなになさそうなんだけどね。

海外ドラマや映画を観るのが好きな人には、
Netflixにしろ、Huluにしろ、アダルトコンテンツが見れるU-NEXTにしろ、
どれかをいち早く体験してみる事は、
間違いなくおススメだ。

僕は本来、レンタルビデオに借りに行く、
という行為は好きだったんだけど、
最近セルフレジみたいなのが登場して
あれが何とも味気なくて、
最近ちょっと足が遠のいてしまっていたのも事実なので、
そう言うところにこれが来ちゃうと、
あっという間に持って行かれてしまう。

既に前から観たかったドキュメンタリー、
アタリ:ゲームオーバー』(アタリ社倒産のきっかけになったと言われる『E.T』が廃棄されたと噂になっている場所へ掘り返しに行き、新事実を伝えるドキュメント)や、
Room237』(映画『シャイニング』に隠された様々な情報を検証し、キューブリックが何を伝えたかったかを探るドキュメント)を立て続けに見てしまった。

今年は夏が短く、もう秋の気配。

秋の夜長にこの黒船は、さっそく『夜も眠れず』状態に僕を誘ってくれているのである。

そんな訳で、
こちらからは以上です。

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posted by きょうきりん at 09:54| Comment(0) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月19日

京希、スターウォーズ新聞vol.1(創刊号)を買う、の巻。


ふと立ち寄ったコンビニで
スターウォーズ新聞』なる物を発見したので、
ゲットしてきました。

今日はその事の顛末をご覧ください。

DSC_1209.JPG

今回ゲットしたのは、
こんな感じの、やや厚手の新聞。

価格は350円。ちょっと高いかな?

2015年12月に
スターウォーズ・エピソード7』が公開される、
って言う事で、
今からちょくちょく盛り上げていきましょう、
っていう、その取っ掛かりみたいなアイテムなのかも。

内容はエピソード7の情報が少しと、
これまでの過去作のおさらい的記事。

そして、有名人などを多用した
安易感満載のスターウォーズ関連記事。

その中でも、僕的に押さえておきたいのは、やっぱりコチラ。

DSC_1211.JPG

妄想で藤岡弘、さん(我が心の師匠)が
ライトセーバー同士の戦いに立ち会うwwww
という、藤岡弘、さんだからこそギリギリ成立する企画。

次号、第2号はかなり飛んで
5月発行と言う事で、
この決着とかどうでも良くなっちゃいそうな気がするけど(笑
その頃にはきっと、もう少しエピソード7の情報出てきてて、
面白い紙面になってる……事を望……むんだけど、

「……嫌な予感がする」

キョウキン、お前は物事を悪く考えるクセがある」

アナキンからキョウキンってしたけど、
ヒカキン氏のパクりユーチューバーみたいになっちゃった。
でっこぼっこフレーンズ♪

そんな訳で、
こちらからは以上です。

posted by きょうきりん at 16:49| Comment(0) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月28日

映画博覧強記アワード2014 年間映画ベスト5大発表! の巻。


今年も、もうこんな時期になってしまいましたね。
毎年恒例、年間映画ベスト5を発表いたします!

今年のノミネート作品は、こちらっ!!

【高橋京希が2014年に観た映画一覧】
60 『幸福の黄色いハンカチ』
59 『清州会議』
58 『バイオハザードV リトリビューション』
57 『武士道シックスティーン』
56 『リディック:ギャラクシー・バトル』
55 『アメイジング・スパイダーマン2』
54 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
53 『トカレフ』
52 『ブレイブハート』
51 『マイノリティ・リポート』
50 『映画 ひみつのアッコちゃん』
49 『激突!』
48 『ホビット 竜に奪われた王国』
47 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
46 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
45 『告白』
44 『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』
43 『荒鷲の要塞』
42 『ホタル』
41 『リンガーズ 〜ロード・オブ・ザ・ファンズ〜』
40 『エージェント:ライアン』
39 『GODZILLA(ゴジラ)』
38 『ロボコップ』
37 『殺しのドレス』
36 『ゴジラ(デジタルリマスター版)』
35 『メリダとおそろしの森』
34 『アナと雪の女王』
33 『ゴジラVSデストロイア』
32 『ゴジラ×メカゴジラ』
31 『ロッキー2』
30 『恐怖の報酬』
29 『ザ・ハリケーン』
28 『真夏の方程式』
27 『ワイルド・スピード MEGA MAX』
26 『マン・オブ・スティール』
25 『ゼロ・グラビティ』
24 『クレイジーワールド』
23 『サブウェイ・パニック』
22 『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』
21 『時をかける少女』
20 『真夏のオリオン』
19 『スカイライン −征服−』
18 『オブリビオン』
17 『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』
16 『劇場版 ストロベリーナイト』
15 『劇場版 名探偵コナン 絶海の探偵』
14 『宇宙兄弟』
13 『ワールド・ウォーZ』
12 『エリジウム』
11 『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
10 『ゼロ・ダーク・サーティ』
09 『グリーン・ホーネット』
08 『サイン・オブ・フィアー』
07 『ダーク・スティール』
06 『シックス』
05 『ドラゴンボールZ 神と神』
04 『ONE PIECE FILM Z』
03 『相棒シリーズ X DAY』
02 『映画 怪物くん』
01 『ファイヤーウォール』


今年はちょっと少ないですね。
いや、ちょっとどころじゃなく、だいぶ少ないです(笑

1996年から2013年まで
ほぼ年間100本観てきましたが、
今年は数えてみたら、たった60本……。
例年の半分です。

その代わり『ブレイキング・バッド』等の海外ドラマや、
Gのレコンギスタ』とか『七つの大罪』なんかのアニメを
後半は多く観ていた印象が残っています。

それとやっぱりちょっと、忙しかったかな。

観た本数が少ないので、
今年はベスト5の発表にしたいと思います!

それではさっそく、行ってみましょう!!

先ずは、第5位!

恐怖の報酬』!

一体いつのベスト5だって話ですが、今年観た映画の中ではかなりドキドキしました。フランスの白黒映画。ニトログリセリンを積んだトラックを火災現場まで運ぶだけのストーリー。しかしこの映画の中に詰まった恐怖は、観るものを震え上がらせる。バッドエンドまで素晴らしい!

続いて、第4位!!

マン・オブ・スティール』!!

真の実写版ドラゴンボールだったから。他に理由はないです(笑
正直4位は『アメイジング・スパイダーマン2』でも『マイティ・ソー/ダークワールド』でも『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』でも、なんなら『ゼロ・グラビティ』でも良かったのかも。この辺は楽しませてもらいました。
でも、『ドラゴンボール』みたいだったからコレにします!

第3位!!!

ワールド・ウォーZ』!!!

ブラピ行くところにゾンビ有り。ブラピがどこかへ行くたびに、その場所のゾンビが大暴れして壊滅状態にさせる、というゾンビ・コメディの決定版(笑
最後は廃研究所での『怖がってはいけない』シリーズになるんだけど、ゾンビとの「ダルマさんが転んだ」は本気なのか笑って良いのか分からない。
僕はこの映画、真面目な皮を被ったコメディ映画だと思ってます。史上最も大量のゾンビなんて、『ブルースブラザーズ』のもっとも衝突数が多いカークラッシュみたいなものでしょ?
是非そういう視点で観て欲しいゾンビ映画です。

そして注目の第2位は!!!!

告白』!!!!

もはや新作の『渇き。』や『告白』に影響されたような邦画も数多く出てる中、ようやく拝見。素晴らしかった。子役が子役の域を超えてて全員凄い。おそらくは原作小説も相当面白いものと思われるが、印象的な映像と、松田優作スタイルの演技指導に定評のある監督の役者演出が冴えわたっていた。
ほんとにね、これが数年前なんだから、もっと話題作観ないといけませんね。自戒も込めて、2位でございます。

さぁー、栄えある今年の第1位は?!

それがこれだーーーーーっ!!!!!

GODZILLA(ゴジラ)』!!!!!

ハリウッドリメイク版のゴジラが今年の1位。『パシフィック・リム』もそうだけど、映画館で観るなら巨大な何かが豪快に派手に大暴れしてるやつが良い。あらためてそう感じた1本です。
前のエメリッヒ版ゴジラも別に嫌いって訳じゃないけど、日本のゴジラを理解して怪獣王として扱ってくれてるところもポイント高いです。このノリでモスラとかキングギドラが出るなんて想像つかないけど、次回作以降も期待してます!
映画はやっぱ、体験できない事を体験できるものじゃないとね!


そんな訳で、
こちらからは以上です。

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posted by きょうきりん at 10:43| Comment(0) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月27日

2014年12月に観た映画のレビュー! の巻。


ちょっと早いんですけど、
2014年12月に観た映画のレビューをお届けしま〜す。

やたらと今月忙しくて、
新しく観れた映画は2本だけでした(しかもどっちもテレビで)。

それではさっそく、いってみよ!


幸福の黄色いハンカチ

追悼・高倉健さん。健さんは映画産業が廃れ、その後風靡したTVが斜陽し、ネットが隆盛する今日までという長い間、ずっと映画スターであり続けました。あらゆる意味で日本の、最後の映画スターでした。
『網走番外地』に『ブラック・レイン』。今でもタイトルを聞いただけでワクワクするような、少し人生からぐれてしまった僕のような男に、映画を観たその後の1時間ぐらいは、自分も高倉健になったような、高揚感にも似た気持ちにさせてくれる、数少ない人でした。
晩年の優しい路線『鉄道員』や『あなたへ』等の作品も、僕にはやや大人すぎる作品でしたが、それでも高倉健主演というだけで最後まで観る事が出来たし、その中でも様々な、男の生き様を見せていただきました。
武骨で、無口で、それでも心の中は熱く燃えていて、日本男児のイメージそのままです。
『幸福の黄色いハンカチ』も、当然存在は知っていましたが、感動物を好まない性質から、これまで観るのをこばんでまいりました。でも、始めて観て、「嗚呼、もう少し早く観ておけば良かったな」と感想をもったのです。
今日では「感動の名作!」と銘打たれている本作ですが、ところどころはコメディで、エロネタや下ネタも含まれていて、昔はこれが普通でした。映画は大人が見るものでした。でもそれは昔の話、今や作られる日本映画の大半は大人の男を満足させるものじゃなくなってしまいました。
健さんはそうした現状の中でも、日本男児かくあるべしと、また、映画スターはこういう物だ、とでも言わんばかりに1本筋を通したまま、お亡くなりになりました。これは本当に驚異的な事です。
まだ拝見していない健さんの映画、これからも見続けます。永遠に消える事のないスターなんですから。


清州会議

三谷幸喜監督作品。史実をベースにしているだけに、いつものコメディタッチがなりを潜めていて、その為、出演役者の演技合戦を観るだけの映画になってしまっている印象。
そういう意味では面白い。でもちょっとね、それだけなんだよね。そこが残念でした。


さて、明日は今年観た映画から
2014年、年間ベスト10を発表したいと思います!!

お楽しみにぃ!!

そんな訳で、
こちらからは以上です。

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posted by きょうきりん at 11:37| Comment(0) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月04日

11月に観た映画のレビュー! の巻。


11月も忙しかったように思うけど、
何か割と映画を観れました。

11月分の映画感想文です。

例によってネタバレしておりますので、
以下読む時はご注意を!

それでは、いってみよ!!


バイオハザードV リトリビューション

あまりにゲーム版『バイオハザード』からかけ離れてしまった為か、何とか元に戻そうと頑張ってる感じが凄い映画版『バイオハザード』の新作。
『アフターライフ』で荒廃した『マッドマックス』的世界にしてしまったので、第1作で出てきた地下施設の中にホログラムっぽい技術で昔の街を再構築してたりと、狂ったコンピュータが統治してるみたいな、考えれば考えるほど異常な世界に仕上がってます。
テレビで視聴したのですが、冒頭監督が『6』は『1』と繋がるよ、みたいな発言をしていたので、もしやミラの超能力で世界が元に戻っちゃうエンドなのでは? と推測。
回を追うごとにミラが強くなっていくので、俺の嫁コントロールできないぃ! という監督の悲鳴を拝見しているようで、苦心の末何とか前作で人間に戻したけど、やっぱりコントロールできなかったのか今作であっさり元通りに。どうも監督、尻に敷かれている模様。そういう視点で見ると、わがままな奥さんを何とかして自分の物にしようと世界の意思が働いている映画に見えてくるから不思議なものです。


武士道シックスティーン

原作知らず。映画から。剣道に人生を捧げてきた少女が、ひょんな事から剣道を始めた今時の女子高生に負けちゃって、人生の価値観が揺らいじゃったりする、そんな剣道青春映画。
良くも悪くも真面目。原作のテイストを残したかったのか分からないけれど、そこが良く作用している部分と、やや面白みに欠ける印象を与えるところが存在している。個人的にはもうちょっとはっちゃけちゃっても良かったかな、って思うけど、多分その辺は好き好き。
アイドル映画としての側面も併せ持つので、主演二人がお好きなら耐えられるかと。


リディック:ギャラクシー・バトル

世の中にこの映画を待ってる人がどれだけいるかは不明だけど、少なくとも僕は待ちに待った『リディック』の新作。
獰猛な犬と、水の中で活発に活動する巨大サソリぐらいしか生物がいない辺鄙すぎる惑星に取り残されたリディックが、自分の賞金首を狙ってやって来た人たちを利用してその惑星からの脱出を企てる、というのが今回の主な内容。
2部構成のようになっていて、前半は未知の惑星で孤独に奮闘するリディックと犬との触れ合いを描き、後半はトレジャーハンターたちとの攻防戦がメイン。
この監督はほとんど『リディック』ばかり撮っている感じなので、観る側にもある程度の素養が必要とされる。それ即ち「俺の『リディック』サーガ、楽しんでくれてるかい?」という作り手サイドのエゴにも似た部分で、その自分たちが好き勝手に作る事こそがファンサービスと断言しているかのような仕上がりは、好きな人にはたまらないものがある。
万人におススメはしないけど、僕は大好物です。


アメイジング・スパイダーマン2

まだちょっと覆面の下の顔に見慣れない『アメイジング』版の2作目。結構楽しめた。
エレクトロの前歯が再生するシーンだけが何故か妙に印象に残る。スパイディになった後は、原作通り冗談を言い続けるところは、普段抑圧されてるものを開放するという意味合いがあったと思うのだけど、この主人公は意外にリア充なので、何が不満なのか良く分からないところがあったのは、受け手の問題かな。
友人が化け物になり、恋人が死に、それでもライノに立ち向かう姿こそが、今回一番描きたかった部分だったのかも。だからライノの出番がちょっとで全然良いんだけど、それを悟らせるまで観る人を誘導できていないと厳しいかも知れない。


キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

観て、面白かった! と思ったんだけど、今回は別の部分で酷かった。
吹き替え版だ。
最悪だった。
僕はアメコミ映画はアニメと同じ感覚なので、好んで吹替え版で観るのだけど、『キャプテン・アメリカ』単品だと日本でのリリースに問題があると思ったのか、日本の俳優や女優が吹き替えを担当するという、この世で最も邪悪な悪行の一つが展開される。
合ってればそれで良いと、これまでは思っていたけど、サミュエルもヨハンソンもこのマーベルの世界では声が決まっているわけだから、そこを捻じ曲げて声優を変えるのはあまりに酷い。アメリカで最もセクシーな女性の一人と言われるヨハンソン演じるブラック・ウィンドウがまさかの声質に……。米倉涼子はない! 断じてない! これはもうね、誰も得してないよ。ずっと「私失敗しませんから」フェイスが視聴中チラついて、微塵も集中できなかった。竹中直人さんは声優としてもこれまでご活躍されてますが、急に声変わりされちゃうと、サミュエルこの後、笑いながら怒ったりしないよね、爆発に巻き込まれた後「イターイ! モノスゴクイターイ! ヤメテトメテヤメテトメテヤメテトメテ」とか言いださないよね、ってずっと心配になっちゃった。
この映画に関しては、字幕版をおススメいたします。


トカレフ

ハリウッドの船越英一郎、ニコラス・ケイジが相変わらずのオーバーアクトで魅せる『96時間』大失敗バージョン。娘を殺した相手を突き止めようと、過去働いていた悪事に関わった人たちに接触していくも、真相は意外なところで……みたいなお話。意外性はちょっとあったよ。


ブレイブハート

長い長い時間、ずっと目つきの座ったメル・ギブソンが悪政に耐え忍び、遂には爆発して大殺戮を繰り返した後、極刑に処されるまでを描いた文芸作品の皮を被った、メル・ギブソンによる「俺は神の子だ」ムービー。
極刑部分がほとんどSMのノリで、メル・ギブソンの持つ変態性が如何なく発揮されています。ドMギブソンです。普通に拝見すれば、重厚な作品なのでしょうが、どうも自分には、メル・ギブソンの持つ闇のような物が見え隠れしてしまい、集中できませんでした。ある意味必見! 君はどっちだ!


そんな訳で、
こちらからは以上です。

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posted by きょうきりん at 10:49| Comment(0) | 映画博覧京希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする