京「高橋京希です。今日は母の日のプレゼントを買いに仙台にやって来ました。町中を歩くのも久しぶりなんでね、何か良いものを見つけたいと思います。それでは行ってみましょう」
(以下、地の文ナレーション)
たまに歩けば何かに出くわす奇跡の男がぶらり散策。
本当に起こった出来事だけで、世にも奇妙な街歩き。
高橋京希の、京風散歩(この番組は2013年5月12日に収録されたものです)
と言う訳で、母の日のプレゼントを買いにやって来た京さん。
先ずは仙台の中心部、アーケードを歩いてみるみたいですよ。
京「10時前ですからね、まだ朝が早い事もあって、そんなに人は歩いてないですね。僕、朝の街並みの空気って結構好きなんですよ」
ここで京さん、おもむろに何かをバッグから取り出しました。
どうやらチラシのようですねぇ。
京「宝石店のチラシが新聞に入ってて、結構安いのもあったので、そういうの買ってみたらどうかなって思って、持って来たんですけど……ああ、あそこですね。でもまだ開いてないのかなぁ」
目的の宝石店、明かりはついてるようですけど、まだ営業してないんでしょうか。
京「ああいうガチな感じの宝石店って、あんまり入った事ないんですよ。ものすごいキャラが濃い宝石商の人とかが近づいて来そうじゃないですか。だから入りづらくて」
京さん、スマホで営業時間を確認してみるみたいです。
京「あれおかしいなぁ。営業時間は10時ってなってるんだけど、そういう雰囲気じゃないなぁ」
どうやら京さん、言い訳を言って、入るのをためらってるみたいですね。高いのを買わされるのが怖いんでしょうか。
京「あ。隣のストーンマーケットが開いてる。ちょっとこっち行ってみましょうか」
あれあれ? 京さん、宝石は良いんですか〜?
京「ごめんくださいー」
京さんがやって来たのは、ストーンマーケット。天然石を豊富に扱ってるお店です。天然石で出来たアクセサリーを贈るのも良いかも知れませんねぇ。
京「いやぁ、いろいろ素敵なのがあるなぁ……あっ。ハ、ハイ」
おやおや京さん、さっそく店員さんに話しかけられてますねぇ。しかしどうしてあんな表情なんでしょうか。目が泳いでいます。どんだけ人付き合いが苦手なんでしょうね。
京「パンフレットもらっちゃいました。誕生石を解説してあります。母の誕生石で何かを贈るのも良さそうですね」
どうやら何か自分で天然石を使ったアクセサリーを作るみたいですよ。
店員さんに話しかけられて、どうやらブレスレットを作る事で落ち着いたみたいです。
奥の作業スペースに通される京さん。
何だか大事になってきましたね。
京「この目の前に並んだ天然石を一つずつ選んで、型に並べていくと、天然石のブレスレットにしてもらえるんです」
京さん、ここは美的センスの見せ所ですよ。
京「えーっと、僕は8月生まれだから……」
あっは! 京さん、どうやら自分のブレスレットを作っちゃってるみたいです。お母様へのプレゼントはどうしちゃったんでしょうか。ちょっと聞いてみましょう。
京「いや、何か、見てたら欲しくなっちゃって。そんな事より、あの店員さん、峰岸みなみに似てると思いませんか? AKBの。坊主にした。言った方いいですかね? 似てるって言われませんか? って」
話をそらす京さん。その後黙々と作業していきます。
京「僕こういうの好きなんですよー」
待つ事20分。どうやら完成したみたいですよー?
京「できました! 結構良くできたと思います」
計算してもらい、ブレスレットにしてもらうのに30分ぐらいかかるとの事。
11時に完成予定です。
京「11時か……」
おやおや。京さんうかない顔してますねぇ。どうかしたんでしょうか?
京「いや、11時からパズドラのゲリラダンジョンあるんですよ今日。1時間だけ限定で。少し時間削られちゃうなって思って」
最低の理由ですねぇ。
さて、外へ出た京さん。少し時間を潰す必要があります。
京「とりあえず……ぶらぶらしてみましょう。あ、あれ??」
何かを発見したみたいですよー?
京「あれ、僕のお姉ちゃんと甥っ子かな? 似てるけど……」
どうやら自分のお姉さんと甥っ子に似た人を発見したようです。
京「似てるけど、何か違うような気もするなぁ」
声をかけてみたらどうですか?
京「どっちかなぁ?」
通り過ぎちゃいましたよ??
京「ま、いいや。後で電話してみましょう」
何でいいんですかぁ〜? 不思議すぎます。
京「いや、もし違う人だったら、困るじゃないですか」
そう言っておもむろに歩き出す京さん。そう言えば、お隣の宝石店は、もう開いたんじゃないでしょうか?
京「ああ。うーん。あれは、もういいです。やっぱり入りづらいし、(母の日のプレゼントは)別のところでまた考えますよ」
行動が意味不明過ぎます。
さて、次に京さんがやって来たのは、地元の有名なデパート。
ここなら母の日に良いものがあるかもって思ったんですね。
京「母の日当日何で、良いのがあるか分かりませんけど。あ? あれ何だろう」
エスカレーターを上がった先に、見覚えのあるゆるキャラの看板が置いてあります。
京「期間限定くまモンショップがオープン。これは面白そうですね。ちょっと行ってみましょう」
くまモンとは、熊本県のPR用に作られたマスコットキャラクタで、ゆるキャラの中でも抜群の知名度と人気を誇っているんです。宮城県と熊本、全然接点はありませんが、京さん何か気になる事があるんでしょうか。
京「くまモン、グッズ展開凄いなぁ。こんなに種類あるんだ。こりゃ……儲かってるよね。どうだろう。いっそのこと、沙汰にもゆるキャラ作ったら面白いんじゃない? 沙汰ン君とか言ってさ」
それじゃあ今日はさながら敵情視察って感じでしょうか。
京「ぉ。これは珍しい」
京さんがそう言って手に取ったのは、熊本限定で販売されている『ぷっちょ』。

すもも味と、ゆず味で、ちゃんとくまモンがプリントされてます。
京「これと、イヤホンジャック、前になめこ市場で買ったやつをしたままなんで、新しいのに変えようかな」
そう言って京さんが選んだのは、これ。

くまモンが金の天然石を抱えてます。今日は天然石づいてるんですねぇ。
あっは! それにこのイヤホンジャック、金運UPにも効果があるみたいですよぉ? 京さん、さてはオリジナルのゆるキャラを作ってひと儲けしようと思ってますね?
京「そろそろ良い時間何で、ストーンマーケットに戻ってみましょう」
京さん、足早にストーンマーケットに出戻り、完成したブレスレットを受け取り、そそくさと出てきました。何をそんなに慌てているんでしょうか。
京「パズドラのゲリラダンジョンが……」
そう言うとさっそくスマホを取り出して、歩きながらプレイを開始し始める京さん。
日曜日の町中、人がたくさん! 京さん、危ないですよぉ!!
京「とりあえずどこかで座ってプレイしたいんで、どこかへ行きましょう」
それにしても中々の人混みです。
それもそのはず、今日は夏の七夕祭りをPRするべく、仙台のアーケード街は山車や七夕飾りが出ていて、一際盛り上がっていたんです。

京「長年仙台にいるけど、こんなのは初めて見るなぁ」

なんだかとっても縁起が良さそうな山車ですね。

気の早い七夕飾りも風に揺られておりました。

京「そんな事より、座る場所を探しましょう」
もう、京さんったら、頭の中はパズドラの事でいっぱいなんだから。
足早に京さんが辿り着いたのは、こちらも昔からあるデパートのような大型スーパー。
京「ここはエスカレーター沿いの西側各階に座れるスペースがあるんです。空いてるところを見つけて座っちゃいましょう」
しかし、上へ上がっても上がっても、空いてる席がありません。
毒づく京さん。
京「ここもうずっと子供の頃から1回も空いてた事ないや!」
ついに最上の8階、本屋さんがあるフロアまで来ちゃいました。
京「ここの本屋は、座って本を読む場所があるので、こうなったらそこでやりますよ」
あれあれ京さん、それは非常識では?
京「あ。トイレに行く途中にベンチがあります。あそこは座っても大丈夫じゃないかな?」
良かったですねぇ。どうやら非常識にならない座る場所を見つけたみたいですよ。
さっそくコインロッカー横のベンチに座ってパズドラを開始する京さん。
すると、このタイミングで電話の着信が。
さっき遭遇したお姉さんたちが本物か、確認の電話を掛けたのですが、その時は出なかったので、折り返しの電話の着信が今あったんですねぇ。
京「もしもし? あ、ハイ。あ、そう? はい。はい。はーい」
やっぱりさっきすれ違ったのはお姉さんだったのでしょうか?
京「いえ違いました。別人みたいです。いやぁ、通りでお姉ちゃんの方からは悪意の波動が出てたし、甥っ子も一回り小さいかなって思ったんですよね;」
じゃあ何でお姉さんと思ったんでしょうかねぇ?
その後京さんはその場所で12時まで、パズドラを粘りました。
もう良い時間なんですけど、京さん、そろそろ母の日のプレゼントを決めないといけないんじゃないですかぁ?
京「さて行きましょう。とりあえず駅の方へ戻って、何か気になるものを見つけますよ」
本当に行き当たりばったりだなぁ。
さて、駅に向かって歩き出す京さん。
その時、ちょっとした事件が起きました。
何と京さんの右斜め前をこちらに向かって歩いてきていたおばあさんが転倒したのです。
ただの転倒じゃありません。両手を塞がれていて受け身が取れず、顔面を鼻から固い地面にぶつけました。
倒れる直前、足が一瞬ぴんとなって、まるでミッションインポッシブルのような格好になってからの落下です。
まさかの事態に周囲を歩いていた人たちも騒然、立ち止まり、「大丈夫?」と心配そうです。
(その後は、お連れの方々に助けられておりました。本当、見ていた僕も衝撃的でした。気を付けないといけないですよね;)
京「やっぱり、母上もだんだん年取ると弱って来る事もあると思うんで、体に良い物をプレゼントしたいなって思います」
京さん、何を買うか閃いたみたいですね。
やって来たのは、駅前のデパートの1階にあるセゾンファクトリー。
ここは山形で栽培したフルーツ等を加工して、お酢やジャムにして売ってる健康的なお店。
京「ここはね、以前友達のところへお土産に持って行ったら、すごく喜ばれたんですよ。だから今回はこれにしてみます。お酢はね、体にもいいしね」
お店の人に何杯か試飲させてもらって、
京さん決めたみたいですね。
京「山形関係ないけど、新発売で飲みやすかった沖縄パインお酢にしました」

それはお母様も喜んでくれるんじゃないでしょうか?
京「いやぁ、たまにちょっと歩いてみただけで、色んな事がありましたね。それにしても、無事プレゼントも買う事ができたし、楽しい散歩ができました。それじゃあ、今日はこの辺で。また来週お会いしましょう!」
春よりも
夏が近づく
沖縄パイン
―― 高橋京希---------- ---------- ----------
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http://www.facebook.com/kyoukitakahashi【改造人間・高橋京希、今回の獲得経験値】
Lv1 肉体力:+1(通算9P)
Lv2 精神力:0(通算16P)
Lv1 容姿力:0(通算6P)
Lv4 知識力:0(通算45P)
Lv1 ヒーロー力:0(通算8P)
Lv5 趣味力:0(通算155P)